コレを守って数をこなせば八段くらいは余裕っしょというノリで、ポーカーソウル段位戦基本戦略を素人がまとめました。
新レギュレーションに関する戦略は検証してから追記するかもしれません。
- AOF:All-in Or Fold
- C-Bet:コンティニュエーションベット(Continuation Bet)
- IP:インポジション(In Position)
- OOP:アウトオブポジション(Out Of Position)
- スチール:Steal(スティール)
- VPIP:Voluntarily Put chips In Pot
「段位戦」について
段位戦とは、約1ヶ月にわたって開かれるポーカーソウルのリングゲーム形式の大会(?)。
ファストフォールド(ZOOM)形式を採用しているため、短時間で多くのハンドをこなせられるのが特徴。ひたすら降りていたら1時間に400ハンド弱打てることも。
今のところ1ヶ月開催→半月休憩→1ヶ月開催→1ヶ月休憩→1ヶ月開催……というサイクルで開催されている。
段位戦のルームごとのブラインドと参加できる段位一覧。まずは上級(五段)を目指し、そこから八段以上を目指したい。上級卓だけでも伝説にいけるし、大半のシーズンで上級卓より上の卓が賑わうことは少ない。
「ポーカーソウル」について
ポーカーソウルは無料でも遊べるオンラインポーカーアプリ(ゲーム内課金はあり)。
深圳市全下科技有限公司(ShenZhen Quanxia, Inc.)が開発・リリース。
無料ながら日々コンテンツの改良が行われており、最近では日々の戦績が時間、日、月、年単位で見れるようになった。
他の人気無料ポーカーアプリ(エムホールデム、ポーカーチェイス)と比較して無駄な演出が少なく、1ハンドにかかる時間が平均的に短いのでサクサク打てると感じる。よく言われる難点としてはまだユーザーが少ないこと。もっと賑わったらファストフォールド卓がよりファストになるかも。
【余談】筆者の成績(と腕)について
この記事を投稿する直前に行われたシーズン9では、前半に失速して一旦立ち去った(笑)のですが、後半に少し数をこなして九段で終えました。
シーズン後半の成績。VPIPは調節(理由は後述)しているためVPIPは20.25%と表示されているが、実際は約30%ほどの参加率。後半についてはややラッキーな展開に恵まれたと思う。
最終日はミッション(任務)にある「5000ハンド参加」を達成しようと数時間にわたってプレイして、残り2分で達成できたので悔いはありません。残り45分はひたすらフォールドしてるだけでしたが……
最終日、残り1時間のプレイデータ。任務の「5000ハンド参加」達成のためプレミアムハンド以外ひたすら降りていたらVPIP8.99%、勝率12.14%の逆転現象が起こった
プロフィール
腕については基本は押さえているという程度のライトプレーヤーです。
- ゲームとしての興味よりもほぼ100%カネ目的でポーカーを始めた不純(?)なパターン
- 最初は名著と言われる本から学び始めて(↓にある緑の本)、その後Poker Snowieで基礎を叩き込んだタイプ(期限切れたらライセンス延長しない予定)
- ポーカー系動画はYouTubeで原則海外動画しか観ないが、英語は雰囲気で聞き取っている程度の語学力しかない模様(それでも楽しめる)。国内の動画をあまり観ないのは、動画の内容がポーカーそのもの以外のところに焦点が当たってて参考にならなさそうという偏見から(笑)、その点海外のポーカー動画の大半はほぼプレイ内容に焦点が当たっている
- 「日本国内に定住してる限りはポーカーをプレイすることによるマネタイズはムリ(難しい)」と察し、ポーカーを始めてちょうど1年で頓挫。アミューズメントポーカー施設にすら一度も行かずに(少なくとも真剣に)ポーカーを打つことは辞めた模様
- 今後ポーカーについて詳しく勉強・訓練する気はないが、せっかく学んだので(初心者向けに)このような記事を作った経緯(ヒマなときに確率関連の記事も作成予定)
- あとこんなカネにならない題材の記事をプロやトッププレイヤーが書くわけないので、せっかくなので私もポーカー界の発展に寄与すべく書こうという経緯も(若干)ある
新規登録後、「友達招待」に招待コード「25409136D」を入力しと銅貨20000、無償勾玉200個、ポーカーくじ1枚がもらえるのでこれから登録する人はご活用を
23年4月末にアカウントを削除したのですが、「何も懸かってない軽い雰囲気でポーカーを打ちたい」とふと思い6月下旬にポーカーソウルのアカウントを再作成しました。気軽に登録してください(ID180000台はどうやら人間が多そうな感じ?)時間が空いた時くらいしか打たないのでそんなにプレイしない(主に練習試合卓に出没)&ボット狩りはしないと思います^^;
フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編 ノーリミットホールデムの戦略
ポーカーソウル 段位戦 初級(Bronze Room)基本戦略
いきなり暴論になるが、初級に関してはありとあらゆる手段を使ってでもさっさと中級卓でプレイできる資格を得るために、AOFすることが最善策。
※AOF(All-in of Fold):プリフロップでオールインかフォールドの2択でプレイすること。手持ちのチップを一気に倍にできる可能性がある反面、負けたらいっきにチップを失うまさにギャンブル的プレイ。
8000点スタートで28000点超えを確認し次第一旦退出すれば二段に昇格できる。今後はポイントがゼロまで落ちても中級で打てるようになる(はず)。
また、シーズン中にVPIPの操作のために使用する(理由は後述)こともある非常に重要で意義深いルームでもある。
中級卓に昇格するためのAOFハンドレンジ一覧
三種類のパターンを用意したが、個人的には一番タイトなハンドレンジでプレイすることが後々プラスに働くので推奨したい。
(推奨)一発で眉間を仕留めたい(ロック~タイト)派
⇒QQ+, AQs+, AKo(2.87%、全ポジション共通)
レイザーの有無、ポジションに関係なく迷わずオールインできる安心と信頼のAOFハンドレンジ。
JJ以下のポケットペアについては残りのプレイヤーの数によってはオールインするかどうか考えてもいいかもしれない。
JJ以下はオールインでなくレイズしてセットになるかどうか見てみるのはアリだが、私個人としてはVPIPを小さく保つことが後々戦略として活かせられる(後述)のでさっさとマックしてもいいと思う。
ブラインドバトルの構図になった場合、ポケットペアでオールインしても悪くない。「相手もペアでしかもドミネートされた」という例外を除けば5割以上の勝機が見込める。
AKoよりJJのほうが、対ランダム(ヘッズアップ)に対してエクイティは高いので当然といえば当然かもしれないが…
⇒JJ+, AQs+, AKo(3.32%、全ポジション共通)
もう少し参加比率を上げたいならAQo(12コンボ)を加えるよりAJs(4コンボ)のほうがいいかもしれない(AJsを加えると3.62%になる)。AQoとAJsの対ランダムハンドのエクイティ(ヘッズアップ)はAJsが1%弱上回っている。
(中級~上級者向け)多少のリスクは受け入れる(ルース)派
⇒22+, AT+(10.71%、全ポジション共通)
指定のハンドが着たらポジションに関係なくオールインしよう(オープンレイズできる場合)。
いくらルースにとはいえ、Aハイに負けるリスクをなくすためにKQやQJは有無を言わずフォールドする。KQでポストフロップを闘っている時間がもったいない。
ほんのちょっと勝率を改善したい場合はATやAJをレンジから外すといいかもしれない(その場合ハンドレンジは8.30%になる)。あと、レイザーが既にいたら77以下あたりのポケットペアはフォールドするほうが安全というか無難(ペアのドミネートだけは避けたい)。
相手のスタックサイズ・傾向(普段の振る舞い、VPIPと勝率)・相手が過去にコールしてきたハンド履歴、残りのアクション人数など、オールインすべきかあえて見送るべきかを判断する要素は結構たくさんあったりする。慣れれば単に指定のハンドだけでオールインするだけでなく、A2oでも仕掛けたりすることが収支プラスに繋がったりと、意外と奥が深いAOF。
(非推奨)チップ8000なんてポンとくれてやるわ(ルース・マニアック)派
⇒22+, A2+, KT+, QT+, JT(27.6%、全ポジション共通)
計算上4回に1回以上の確率でオールインをかます、正気の沙汰ではないハンドレンジ。
オープンレイズできる機会で上記ハンドが着たら迷わずオールイン。ノータイムでいかず数秒考えるフリをするのがコツ(笑)
先にレイズ・コールした人がいたらレンジを絞ったほうがいいかもしれないが、こんなクソレンジでAOFする目的はさっさと二段に一旦上がることであって、それを達成するまでのプレイでしかないので、なりふり構わなくてもいいと思う。
初級卓でAOFをする際の注意点、備考
- スタックが6000(30BB)を切ったら一旦退場してチップを補充する
- ブラインド(SB, BB)であってもオールイン対象ハンドでなければ速攻でファストフォールドする
- エニハンオールインは運が良ければ最速でチップを稼げるが推奨しない
初級卓でVPIPを調整する時のAOFハンドレンジ
⇒QQ+, AKs, AKo(2.56%、全ポジション共通)
上級卓進出後、スチール(後述)の成功率を少しでも上げるための努力を惜しまない方向けのハンドレンジ。
上級卓でプレイするようになる頃には、8000という額でバイインしてプレイする価値はほとんどない。
そのため、極論を言えばAAが着てもフォールドしたほうがVPIPを下げるという目的に対して効率はいいのだが、勝率も少しは稼ぎたいのでプレミアムハンドのみオールインで参加する。
今回のようなVPIP調整時はチップの補充は基本的に不要(おまかせ)。ひたすらファストフォールドボタンを押し続ける作業になる。
無論、コレは最悪やらなくてもいい。カネの賭かってない無料ポーカーゲームでこんなことまでやってまで上位を目指す意味について考えたら急にモチベーションが下がったりするかもしれないのでそういうことは考えないようにしよう(笑)。
1ハンド配られるたびにスクワットを数回するという筋トレポーカーが最近私のマイブームで、体を鍛えながらVPIPを下げられる一石二鳥のプレイとしてオススメ(ルームバイクを漕ぎながらとかもいいかも)。AOFなら1ハンドあたりスクワット1回か2回でも気がついたら凄まじい数をこなせていることになるので一度試してみてほしい。ちなみに私は通常プレイ時に1ハンド3回スクワットをよくしている。BBが数少ない休憩ゾーンになる(笑)
⇒JJ+, AQs+(2.41%、全ポジション共通)
2月下旬、練習試合卓で名前をコロコロ変えながらAOFを行った結果がコチラ。上振れた瞬間グラフが一気に吹っ飛んだ。時々Botがアホみたいなハンドでコールしてくれるので、数さえこなせば嫌でも増えていく(笑)
ポーカーソウル 段位戦 中級(Silver Room)基本戦略
段位戦スタート直後
段位戦スタートから10日目くらいまでは、後々上級卓で上位を争うようなプレイヤーも参加している。
そのため、リンパー(≒初心者)と遭遇する割合が少なく、わりとまとも(?)な展開になることが多い。 ※リンプインが必ずしも初心者特有のプレイというわけではないが、リングゲームでリンプインするデメリットは周知の通りである
ファストフォールドを採用していることもあり、全体的にタイトなハンドレンジでプレイしている人が多いため、こちらも同様にタイトなレンジで参加するのが基本となる。
あえてゆるいハンドレンジでプレイするのもありだが、当たり前ながらスキル(ハンドリーディングやベットタイミング・サイズ)が要求されるのに加えて分散も大きくなるため、個人的には推奨しない。
上級卓とは違ってアンティがなく、スチールのメリットが小さい。なのであえてスチールを狙う必要はないと考える。
(ご参考)中級卓をタイトにプレイするためのハンドレンジ例
UTGでのハンドレンジ
オープンレイズ:99+, A2s+, KTs+, QJs, JTs, ATo+, KJo+, QJo(14.18%)
オールインでも可:KK+(スタックによってはQQ, AKも視野)
⇒ここに来てようやくまともなハンドレンジが。なおSnowieではキャッシュゲームにおいてK9sもオープンレンジに入っている(QTsも入ってたかも)。
より手堅くプレイするなら、AToと2枚を使ってストレートを構成することができないA6sからA9sを除く手もある。その場合のハンドレンジは12.07%。
ローポケでオープンしない理由は、マージナルな展開になりやすいハンドで無駄な時間とメンタルを浪費するのを防ぐため。セットにならないと価値が薄いハンドはさっさと降りるに限る。
多少積極的に行くなら上級卓におけるUTGのハンドレンジ例くらいまで広げる手もあるが、確実性(プレイのしやすさ)を重視するなら上記ハンドレンジくらいでも問題ないと考える。
BTNでのオープンハンドレンジ
オープンレイズ:22+, A2s+, KTs+, QTs+, JTs, ATo+, KTo+, QTo+, JTo(20.36%)
オールインでも可:KK+(スタックによってはQQ, AKも視野)
IPが保証されているので、ローポケで参加してセットにならなくてもC-Bet打って終了のパターンが狙えるので参加。
ブラインド2名のVPIPが小さめだったら多少レンジを広げることも考える。逆にマニアックレベルなVPIPだったら絞ってもいいかもしれない(面倒さ回避のため)。
上述の通りスチールの価値がそれほど高くないので、UTGと比べてもそれほどレンジを広げない方針。
段位戦中盤(15日目以降)
段位戦シーズンが中盤になると、上級者は上級卓でプレイすることが基本になるし、後々から参加した上級者もあっという間に上級卓に駆け上がるため、やや動物園化する。
リンプイン(コール)で参加する確率が上がってマルチウェイ(多人数でポットを争う展開)になりやすく、ある意味上級卓よりカオスでプレイしづらくなることが予想される(とはいえ上級卓でも普通にリンパーはいる……が大半は淘汰されてる印象)。
が、基本的な戦略は強いハンドで参加して、C-Bet以外のブラフベットは極力控える(バリューベットだけ打つ)のがベターな戦略のひとつといえる(今や世界中で浸透している「マイクロレート攻略」とほぼ同様の戦術)。
中級卓でのプリフロップオールイン(PFAI)およびAOF戦略
中級卓でプリフロオールインするならやっぱコレくらい絞ったほうがいいと考える
プリフロップ時にプレミアムハンドでオールインすることは、一気にポイントを失う可能性もあるが、ポーカーソウルにおいては基本的に有効な戦略でもあると考える。
いわゆるカジノなどで、レイズの応酬の末にプリフロップでオールインまで発展する場合のハンドレンジはKK+(≒AA or KK)くらいが妥当だと思うが、ポーカーソウルはじめ、無料のポーカーアプリのオールインに対するコールレンジは異常なまでに緩く、短期間でがっぽりポイントを稼ぐには有効といえる。
ローポケはもちろんのこと、Axsやひどい場合QJsなどでコールしてくれるため、AAやKKでのプリフロオールインは期待通りの結果になることが多い(下記参照)。
無論、たまにローポケがセットになったり、QJがストレートになったりして負けることがあるが、その辺はご愛嬌(当然ながら、「AAは100%勝てるハンド」ではない)。
(ご参考)プレミアムハンドのプリフロップ時におけるエクイティ(期待勝率)
- AA vs ランダムハンド(ヘッズアップ)
⇒85.20% - KK vs ランダムハンド(ヘッズアップ)
⇒82.40% - QQ vs ランダムハンド(ヘッズアップ)
⇒79.92% - AA vs ランダムハンド(3way)
⇒73.46% - AA vs ランダムハンド(4way)
⇒63.88% - AA vs ポケットペア(AA除く)
⇒81.15% - AA vs ブロードウェイハンド(T以上で構成された2枚のハンド)
⇒85.09%
オールインにコールしてもらう確率を少しでも上げるための考察(コスい)
(特にロックなハンドレンジで)AOFやPFAIしている場合に少しでもコールしてもらうためのささやかな工夫を紹介してみる。
- 手番が着たらノータイムでオールインする
- 自信なさそうなスタンプを送信する(顔を隠してるようなスタンプなど)
- オールインのスタンプを送信する
- 弱いハンド(エニハン)でオールインしてそうな名前に一時的に変更してプレイする
1. は、さっき大きいポットを逃したことにキレてエニハンでオールインしたような雰囲気を装うため(笑)
2. はあなたがオールインした後に即フォールドせず迷ってそうな雰囲気のプレイヤーがいるときに送信すると効果を発揮する(ような気がしている^^;)
3. はあまり効果がないかもしれないが、ノリでやってみました感は出る(と思う)。
4. は実はまだ試してないので今度機会があればやってみようと思っているが、かなりコスい考えではある。例えばなんでもかんでもオールインしてそうなネーミング(例:オールインし隊とか)や、72oという究極のゴミハンドを崇拝しているようなネーミング(例:72o教幹部)、あえてbot感を出す(例:ユーザー20xxx、xは適当な数字)など、いろいろ試してみたい(笑)。効果があるかないかの有意差が出るまでには凄まじいハンド数をこなさないといけないので、所詮「個人の見解」の域を超えることはできないが……
そもそもなぜ「プレミアムハンド限定プリフロップオールイン」が初級卓・中級卓で有効なのか?
ポーカーは運・不運でスタックが上下するゲームではあるが、それと同じくらい「ミスをした分だけスタックを失うゲーム」ということはよく知られている。
具体的な「よく見かける致命的なミス例」として、UTGのオープンに対してQQでBTNから3betを返してUTGがコール、フロップでAというスケアカード(ドライボード)が落ち相手チェック、このときにQQ側が大きめのサイズのベットを打ってしまうプレイが挙げられる(なおスタックにもよるが、スタックが小さければプリフロップでシンプルにオールインすべきだと思う)。
フロップで0.5ポットサイズのベットをした時のSnowieの反応。もうちょっとで「致命的なエラー(2.00以上)」に分類されるレベルのエラーとなっている。
おそらく「ベットしないと『A持ってない』と悟られる」ということを気にしてのベットなのだろうと思うが、このベットに対しUTGはAを持ってなければフォールドでいいし、Aを持たれていたらコールあるいはリレイズが返ってくる(場合によっては「UTG」というポジションを利用したブラフもあり得る)というQQ側にとってほぼメリットなしの展開が待っている。
BTNのベットに対し、UTGから0.5ポットのリレイズが返ってきた時のSnowieのアドバイスは「フォールド」。コールもレイズもめったにお目にかかれない級の大エラーと示している。なお、UTGのプレイはAJs+だとリレイズ(0.25ポット)が選択肢のひとつとして登場するが、コールが基本線。スタックをポットに追加で投げ込むにはまだリスキーというか様子をみたほうがより多くのバリューが狙える(損失を防げる)ということか。
なおBTNのベットにもしUTGがリレイズしてきたらQQ側はもう降りるのが最善なのだが(Aを持ってるに決まってると判断すべき)、リレイズオールインなどしたものならホームラン級のエラー…なのだがコレもよく見かける。
しかし、このような「ミス」は、例えば「Snowieにエラーと言われた」というようなおそまつな理由や、
「QQならショーダウンバリューがまだ高いので、QQ側は極力ポットを膨らまさずにショーダウンを目指すことが最善だからチェックが良い」
などの論理的な根拠を他人から教えてもらって腹落ちするまでは、延々ミスを犯し続けるだろうと思う。でも一度知れば二度と犯さないであろうプレイとも言える。ポストフロップを上手くプレイできる自信がないのであれば、QQを手にしたらプリフロップでシンプルにオールインすれば良い(笑)。
前置きが長くなってしまったが、上記のようなよくあるミスと並んで初心者(ポーカーソウルのbotも)が犯す典型的エラーが、
「プリフロップオールイン」というトチ狂ったプレイに対して、ローポケやブロードウェイハンド(A~Tで構成されるスターティングハンド)でコールをする
というプレイである。
ちなみに、UTGからAAでプリフロップオールイン(100BB)をすると、Snowieから「ベットはいいのだが最適値には遠い、0.5ポット(2.25BB)でレイズすべき」との評価を受ける。まあごもっともである。なおEV+のプレイであるがゆえに「エラー」とは言ってない。
この「シンプルすぎる致命的エラー」はオールインする側からしたらコレ以上ないシンプルかつ超高エクイティなシチュエーションといえる。
ご存知の通り、AAのプリフロップ時点でのエクイティは対ランダムで85.2%(ヘッズアップ)、対ポケットペアに限定しても80.73%(ヘッズアップ、引分も含む)と強力なエクイティを誇る。こんな好条件で自分(もしくは相手)のスタック分稼げるチャンスが生じるなんて普通はない。でも「ポーカーソウル」は特にbotが普通じゃない(笑)ので通用する。じゃあ利用しない手はない…ということになる。
無論、エニハンでオールインしてる人を見かけたらAハイ(A2o)でもコールする価値はなくもない…というような例外もある。が、得体の知れない相手がいきなりプリフロップでオールインしたら基本的にフォールドすべきである。
プリフロップオールインに対してコールするだけの価値があるハンドはAA、KK、あとスタックによってQQあたりになる。AKはスーテッドならややコールも考えられるが、オフスートなら基本的にフォールドが最善と考える(ポーカーソウルなどの無料ポーカーアプリならコールでいいと思う)。
これはおそらく解析が浅いことによるバグだと思う(思いたい)が、「シナリオ」モードでUTGからのオールイン(100BB)に対して、BTNなら88+、さらにはAQ+でコール推奨というアドバイスが表示された。本気で言ってるのかPokerSnowie。絶対おかしいので真に受けてはいけない(笑)
他にも理由はあるのだが、シンプルで効率的にスコアを稼げる方法としてはこれ以上はないと思う。だからどうしてもAOFしてしまう。(少なくとも筆者は)ポーカーソウルの初級・中級卓ではコレが最高のプレイだと思っているから。
もし運営側がコレを封じようとするのであれば、ノーリミットでなくポットリミットにするか、botを入場させないかの2択が一応存在する。
あと、(実際に思っている人はいないと思うが)プリフロップオールインはチート行為でもマナー違反でもなんでもなくルールに則したプレイである。
「PFAIがマナー違反」というのであれば「リンプインはマナー違反でないのか?」など、いい出したらキリがないので「PFAIは反則」などと思っている方はこの点ご承知おき願いたい。
シーズンスタート早々何者かがチート行為を働いてBANなどの処置を受けたらしい…がどうやってバレたのかは不明。見抜いて報告という流れだと思うがよく気づくなと思う。と同時にチップダンピングしてる側が、すぐ見抜かれるくらいにはヘタクソすぎるんじゃないかとも思う。
ポーカーソウル 段位戦攻略 上級(Gold Room)基本戦略
どういうふうに書こうか迷ったが、結局全ポジション別に戦略をまとめることにした。
ただ、ほぼプリフロップだけに特化しておりポストフロップはおざなりもいいところなので、ポストフロップに関しては有名書籍や私なんかじゃないもっと強い人の記事を読むことを推奨されたい。
上級卓の基本戦略としてかなり個人の見解になるが、「八段」を目標にするのであれば、ポストフロップは置いといて、プリフロップを制することができれば、概ね誰でもなれると考えている(八段達成までのハンド数は運によって左右される)。
言い換えれば、プリフロップだけで1ハンドのケリをつける(ポットを手にする・ポットを諦める・ショーダウンに持ち込む)ことを視野に入れたプレイを目指す。
キーワードは「スチール」と「オールイン」。
「スチール(Steal)」について
上級卓からアンティが導入される。アンティの導入によってプリフロップでポットを奪い取る戦略が非常に有効になる
細かい・ちゃんとした意味は有名な本に委ねるとして、ここでいうスチール(スティールとも表記される)は、ブラインド(6000点:1.5BB)とアンティ(6人参加で6000点:1.5BB)の計3BBをプリフロップで獲得することを指す。
上級卓から導入されるアンティによって、スチールをする(狙う)かしないかで八段到達の難易度は大きく変わる。
スチールは基本的にBTN、SBでは常時狙い、その他のポジションでも中級卓よりハンドレンジを広げることでスチールを狙うことになる。
スチール成功率を上げる方法(まともな考察)
⇒相手(基本的にはブラインド)のVPIPを確認し、一定値以下のときに限定して仕掛ける(レイズする)
広いハンドレンジで参加するプレイヤーがブラインドにいる場合、BTNでレイズしてもコールされてフロップに進む可能性が高まる。
(本ゲームでは)スチールは原則72oだろうが仕掛けるため、できれば決まる確率が高そうな時のみ仕掛けたい。
例として、ポジションがBTNでCOまでの全員がフォールドして自分に回ってきた場合、スチールを仕掛ける目安としては……
- SB、BBがともにVPIP24%以下
⇒迷わず仕掛けよ - SB、BBのどちらかがVPIP24%を超えている
⇒そのプレイヤーの傾向(BBではレイズに対してわりと降りる、ゴミハンドなら既にファストフォールドしてる時があるなど)を知っていれば仕掛けよ - SB、BBのどちらかがVPIP30%を超えている
⇒通常のハンドレンジでプレイしよう
詳しくは各ポジション別戦略(下記)で。
スチール成功率をさらに上げる方法(ココがコスい)
①VPIPを常に低く調整することでフォールドしてもらう確率を上げる
②一度深呼吸してから丁寧に操作してレイズする(≒アクションに5秒ほど時間をかける)
⇒基本的にVPIPは、低ければ低いほど強いハンドに絞って参加しているという傾向が出る。
つまり、VPIPの低いプレイヤーがオープンレイズするということは「強いハンドで参加してます」ということを暗にほのめかしていることになる。その印象を利用する。
そこそこまともなプレイヤーは、相手のVPIPと勝率を見ることでプレイ傾向(ハンドレンジ・ブラフ頻度)をある程度推測している。
VPIPの低いプレイヤーがBTNでレイズしてきた時、(まともな)SB、BBはどうするか……当然(対抗できないハンドなら)降りる。
こうしてより高確率でスチールが成功する。BTNでは戦わずして3BBをせしめよう。
やればわかる(笑)。
VPIPを調整する(下げる)方法
⇒初級卓でAOF(プレミアムハンド限定)をプレイする
以降に示すポジション別ハンドレンジ(スチール戦略含む)で上級卓をプレイしていると、VPIPは概ね30%前後になる。
30%は決してルースというわけではないが、少なくとも10%台のプレイヤーよりかは緩いと思われて、レイズしてもコールされる確率は上がると思われる。
だからどうにかしてVPIPを下げて「強いハンドだけでプレイしてるチキン野郎」と思わせつつ72oでレイズしてスチールしたい(笑)。
VPIPを調整する方法……それはズバリAOF。
上述の通り、初級卓で超タイトなハンドレンジでAOFを行うことでVPIPを意図的に低く調整することが簡単にできる。
この記事ではおなじみのタイトAOFレンジ(2023/3/19に更新)
上級卓でプレイする頃には初級卓のフルスタック(8000点)なんて失っても痛くも痒くもないため、気軽にAOFができる。
しかも原則プレミアムハンドでオールインを仕掛けることになるため勝つ確率も当然高く、1000ハンドやろうと思ったら途中で上限(48000点)に達してしまった……なんてことも。
盛況な時間帯だと1時間あたり400ハンドはこなせるので、一生懸命考える余裕はないが時間があるというときにやるのがオススメ。400ハンドこなした場合、理論上AA, KK, QQ, JJがそれぞれ2回ずつくらい来てもおかしくない。
なお、BBでもオールイン対象ハンドでなければ待たずにフォールドすることを推奨する(時間効率の面から)。フロップに進んでベットしてしまったら結局VPIPが上がってしまうので注意。
ポジション別戦略:UTG
上級卓におけるUTGの参加ハンドレンジ例は以下の通り:
オープンレイズ(基本3BB):22+, A2s+, K9s+, QTs+, JTs, 64s+, 54s, ATo+, KJo+, QJo(18.85%)
オールインでも可:KK+(スタックによってはQQ, AKも視野)
中級卓ではフォールド対象としていたローポケ(22-88)も、上級卓ではスチールも兼ねて参加する。さすがファストフォールド制だなと思わせられるくらいにあっさりポットを取れることもザラに。
AA, KKは正直いきなりオールインでもいいと思っているが、プリフロップでよりオールインに持ち込む確率を上げるには3BBオープンレイズだろうと思う。でも横着な私はわりと迷わずオールインすることが多い。77程度のハンドを捨てきれずコールしてくれるプレイヤーがわりといるため(AA対77はAAの期待勝率80.48%)。
65s, 54s, 64sのスーテッドコネクター、ワンギャッパーは(手持ちのハンドでの)ツーペアくらいでは強くいかず、自身だけがストレートになりうるようなボードの時だけ強く攻めるのが無難。フラッシュはできたとしてもナッツではないので気をつける。Aが落ちたらC-Betくらいいっても良いと思うが、それ以上の深追いはしないことを推奨。
何度も書くが、八段を目指すにあたりポストフロップをまともにプレイする必要はない。
ポジション別戦略:HJ・CO
厳密にはHJとCOでは若干ハンドレンジが変わってくるが、面倒なのでひとつにまとめた。
上級卓におけるCOの参加(オープン)ハンドレンジ例は以下の通り:
オープンレイズ:22+, A2s+, K9s+, Q9s+, JTs, ATo+, KTo+, QTo+, JTo(20.97%)
オールインでも可:KK+(スタックによってはQQ, AKも視野)
……改めてHJやCOでのハンドレンジについて考えたが、私は(ポーカーソウルの段位戦において)UTGとそれほど変わらないことに気付かされた。
が、ブロードウェイハンドならオープンレイズするくらいには広げてもいいと考える。SnowieならA8oやQ8s、J9sあたりもハンドレンジに入ってた気がするが(特にCO)、その辺はポストフロップが上手な人がやればいいと思う(私はうまくないのでわかりやすいハンドのみプレイする派)。
私はHJのときにQ9sで参加したりしなかったりする。やはりファストフォールド制なだけあって参加してくるプレイヤーのハンドは基本的に強く、ドミネートされるという最悪の事態を極力防止したいため(ドミネートされてる例:AQ、KQ、QJなど)。
65s, 54s, 64sをハンドレンジから外したのは、ミドルポジションからのレイズに対するコールレンジは多少広がる(※まともに勉強している人が相手前提)ため。特に65sで参加時、ボードに789と落ちたときにJTとぶつかったりするような事故を防ぐ目的から。
ポジション別戦略:BTN
上記の通り、BTNはスチールを念頭に置いてプレイする。
まず、ブラインドにVPIPが高めのプレイヤーがいるか、強いと分かっているプレイヤーがいる場合の基本的な(オープン)ハンドレンジは以下の通り:
オープンレイズ:22+, A2s+, K9s+, Q8s+, J8s+, T8s+, 98s, A8o+, A5o-A3o, K9o+, Q9o+, J9o+(30.02%)
オールインでも可:KK+(スタックによってはQQ, JJ, AKも視野)
とりあえず例を示したが、正直COと同じでもいいかもしれない。
なおSnowieはもっと広いレンジでプレイを推奨してくる(特にKxs)。ただSnowieはZOOM前提でないので、その辺は自分で取捨選択する必要があると考える。なお私はA2o-A9oはドミネートされるのがイヤなのでやらないことが多い(やるのはスーテッドだけで十分と思っている)。なにかの手違いで本気でプロを目指すことになったらプレイしていこうと思う(失笑)
SBかBBにリレイズされた場合の対応としては、UTGならオープンするハンドならコールまたは4betを返すくらいで良いと考える。ただローポケなら少し降りることを中心に考えたほうがいいと思う(ポットサイズレイズとかならなおさら)。
そしてブラインド両名のVPIPが24%以下の時のハンドレンジは以下の通り:
レイズ:全ハンド(100%)
オールインでも可:KK+(スタックによってはQQ, JJ, AKも視野)
迷わず打て(レイズせ)よ、打てばわかるさ(笑)。
なお、当然ながら弱いハンドでスチールしようとしてリレイズが返って来た場合は迷わず降りる。
ポジション別戦略:SB
まず、オープンレイズできるときのハンドレンジは以下の通り:
レイズ:全ハンド(100%)
オールインでも可:KK+(スタックによってはQQ, JJ, AKも視野)
BBのVPIPが30%未満なら迷わず打てよ(略)
SBはポストフロップ以降OOP確定なので稼ぎづらい(この事実は勉強・訓練してない人はなかなか腑に落ちないと思うがそういうものだと思ってほしい)。特にオープンレイザーが既にいる場合などは基本的に降り中心に考える。
強いハンド(例:UTGのハンドレンジ)なら3bet(最低でもハーフサイズポット以上)を仕掛けて、プリフロップで終わらせることを視野に入れてプレイする。ハーフサイズ程度ならコールされる確率が高いので、やるならポットサイズのほうがそのままポットを奪える確率は上がる。
無料ポーカーアプリの割に3betに対してわりと降りるまとも(?)なプレイヤーがそこそこいるが、やはり無料ポーカーアプリなのでコールされる率は通常(カジノなどでプレイするプレイヤー平均)より高い。思いもよらないハンドで参加されて面食らう可能性も高いので(AI推奨ハンドでも)無闇に3betを打たないほうがいいと考える。ショーダウン時に「えっ?」て思う典型は3betや4betに対する2~5のローポケやQTo, KJoなどのやや弱めなブロードウェイハンドでのコール(絶対ダメなプレイというわけではないが…)
リンパーしかいない場合(ポーカーソウルではよくある)、0.5BB足すだけでポストフロップに参加できるが、よほどボードに強くヒットしない限り稼ぎづらい(そしてリンプインのため相手が何を持っているか検討もつかない)ので、中途半端なハンドでは参加しないのが吉。
また、まだアクションするプレイヤー(BB)が残っているので、0.5BBの追加チップでフロップを確実に見に行けるとは限らないことに注意。
ポジション別戦略:BB
「BBの戦略」を書こうとしたら基本的にポストフロップについて書くことになると思われるが、この記事ではというか私はポストフロップについて語る気はない(語れることがないし語る資格がない)ため割愛したい(笑)。
とりあえず言えることがあるとしたら、ゴミハンドが来たからといってファストフォールドせず最後まで待機することを推奨する。
そして、相手のレイズに対して「これスチールだな」と思っても生半可なハンドでコールや3betを返すことはしないことを推奨したい(さっさと次に行こう)。
参考例として、UTGが3BBレイズした場合におけるPoker Snowie推奨のコール・3betレンジ(ポットサイズ)例だけ示して終わろうと思う:
TT+、ATs+ではバリューを求めた3bet、6~8のポケットは万が一コールされてもそこそこ戦えるという前提のブラフレイズ。A9s以下のいわゆるライト3betは、手としてはあるがあえてする必要はない程度の感じ(頻度)と把握しておいたほうがよさそう。ただこれはファストフォールドが前提でない、かつある基礎を勉強・検証している人が相手という前提のプリフロップアドバイスであることに注意。ストレートとフラッシュが両方狙えるスーテッドコネクターやワンギャッパーは、ライト3betせずコールで様子を見る。
ポストフロップの基本的戦略(超簡素)
- (ピュア)ブラフは原則しない。フロップでのC-Bet、かなり好条件なモンスターハンドドロー(例:フラッシュ&オープンエンドストレートドロー)の場合のセミブラフ程度に留める。ピュアブラフが通用するのは経験者っぽい人が相手のリバーでのポットサイズベットくらいと肝に銘じた上でプレイするのはあり。
- スロープレイは極力避ける(特にフロップセット時)。いかに勝ってそうな状況時にポットに全チップを投げ込めるか(投げ込ませるか)ということを考える。スロープレイするのはフロップでのクアッズ(フォーカード)やナッツフラッシュなど、リバーまで進んでもほぼ勝ち確定と判断できそうな時のIP時くらい。
- C-Betに対するリレイズ・オリジナルレイザーガン無視のドンクベッドがやたら多いと感じるが、イラつかずヒットしてなければ降りればいい(もしかしたらそのプレイヤーはBotかもしれない)。ポーカーソウル段位戦におけるポイントの源はスチールとプレミアムハンドでのオールインが大半を握るため。
もう少し詳しく学びたい方は「ひゃっほう!ポーカー攻略まとめ」に掲載されているマイクロレート向けの戦略が大変有用と考える。
※サイトが閉鎖されていたのでWayback Machine経由でリンク
特に「マイクロレート成功への最大の秘訣」がオススメ(内容は抽象的というか定性的寄りだが、対初心者戦略の本質を突いた内容だと思う)。
https://docs.google.com/document/d/1gSU0kUFobOoKD8fAcEynUnZqeDTKZ9kcx7ndXfUw0oY/
.01/https://docs.google.com/document/d/1gSU0kUFobOoKD8fAcEynUnZqeDTKZ9kcx7ndXfUw0oY/
.02)と5NL(https://docs.google.com/document/d/1gSU0kUFobOoKD8fAcEynUnZqeDTKZ9kcx7ndXfUw0oY/
.02/https://docs.google.com/document/d/1gSU0kUFobOoKD8fAcEynUnZqeDTKZ9kcx7ndXfUw0oY/
.05)で最も勝った男として知られている。このレートでの24面打ちで最も高いウィンレート(≒時給)をたたき出した。なにも自慢をしているわけではない。これらのレートは...翻訳文の元を作成したBlackRain79氏はYouTubeチャンネルも開設しており、英語ではあるが英語がわからなくても映像で雰囲気は伝わってくる解説動画がたくさんあるため一見の価値あり。
まとめ
- 初級卓:AOFでちゃっちゃと中級卓で打つ権利をゲット、後々VPIP調整用として使用
- 中級卓:堅めのレンジでプレイ(AOFでも可)
- 上級卓:スチールとプレミアムハンドでプリフロオールイン
最初は上級卓におけるスチール&プリフロップオールインについてだけ書こうと思っていたのに、風呂敷を広げすぎました。私程度のレベルで語れる戦略はここまでです。
この記事で私が一番言いたかったのは、「上級卓ではスチールでアンティ・ブラインド分はトントン(理想はプラス)にして、プレミアムハンドで大きく稼ごう」ということです。そうすれば八段程度なら誰でもなれます、たぶん(笑)。
ポストフロップについてほぼ書いておらず、結局のところその辺の知識を学び、トレーニングすることが上位入賞のカギになるわけですが、中級卓より上級卓のほうが基本的な戦略が容易ということを示すことができていれば幸いです。
プレイヤータイプ別の傾向についても書こうかなと考えましたが、もう文字数が2万文字を超えてしまったので一旦クローズしたいと思います。
特級(Plutinum Room)、極級(Legend Room)について
特級は過去シーズン終盤だけ人が集まることがあるものの、基本的に卓は立たないことが多い。
特級はバイインが100万ポイントのため、八段昇格直後に参加して1回跳ぶだけで六段まで落ちるハイリスクと、他のモードでも使う銅貨を使ってバイインするため人によってはバイインできない(足りない) or リスキーすぎるので入りづらいということも考えられる。
極級については卓が立ったことがあるのかすら不明。
シーズン10レポート(更新完)
2023年4月1日、シーズン9から2ヶ月半のブランクを経て段位戦シーズン10が開幕した。
間が空いたこともあってか、初日は多くの参加者が見受けられた。それだけに場は荒れに荒れた(笑)。
ゴミハンドでのプリフロップオールインが横行した(ティルトか?)。私はフォールド後も卓に残れるときは観戦していることが多いのだが、プレミアムハンドがゴミハンドに負ける展開も幾度となく見受けられ、そして自身も食らった。
2日目、3日目はほぼプレミアムハンドのPFAIとかなり強いハンド限定でのプレイ。で、これだけのマイナスになっているのが笑えない
2日目、3日目の2日で1ヶ月分くらいのバットビートを食らったような気がする(上画像参照。不幸自慢は言うのも聞くのも好きではないのでこの辺で)。おかげでしばらくポーカーをまともに打とうと思えなくなる(打てなくなる)くらいの心身のダメージを食らった…が、「こんな げーむに まじになっちゃって どうするの」というテレビゲーム史上屈指の名言(暴言)を復唱することで正気に戻った(笑)。
特に開幕から数日の間は初級卓・中級卓に人が集まっていた。実力者から初心者(?)までが中級卓で打っている印象で、エ●ホからお越しかな?という感じの異常なVPIPのプレイヤーや、20時を過ぎたあたりで暗黒面に堕ちた(高段から初段に落ちて頭が噴き上がったと思われる)プレイヤーのエニハンオールインを見かけた。
しかし1週間も経つ頃には毎回上位入賞しているプレイヤーを中心にいつもの面々になっていた。「今回こそは上位に」と意気込んでプレイしたがうまくいかずフェードアウトした人がそれなりにいると予想。中には「こいつBotじゃね?」というプレイヤーもチラホラ(しかも上位に食い込んでいる)。
シーズン9では常時人が入るようになるまで10日ほどかかった上級卓が、シーズン10では6日目くらいには打てるようになっていた(友達リストを見た限り)。そしてシーズン9よりもはやく伝説に到達するプレイヤーまで現れている。運もあると思うが相当手練れたプレイヤーなのだろう。
で、私は「本番は上級卓が開くようになってからだし、開くのは10日頃だし」と思って、最初の約1週間は初級卓と中級卓で延々とAOFに近いプレイをしていた。
おかげでハンド数は上位クラスなのにVPIPは10%程度という、上級卓で常時スチールを試みるには最適なスタッツが出来上がっていた。
思ったより早く上級卓で打てるようになったので8日目から上級卓で打ち始めた。最初の2日間は今までのクソ展開をチャラにするかのような展開が続き…かけたが、10日目にしょっぼいブラフで大金を失い、11日目にKK(PFAI)がAQに敗れる(しかもこの時もう1人KKがいた)など手痛い負けを食らい、上級卓を追い出された(笑)
いろいろと終わっている。76oではナッツフラッシュ相手にナッツフラッシュを装ったようなブラフを講じる失笑プレイを披露。
それにしても上級卓の雰囲気が異様。「無料のポーカーアプリ」という雰囲気ではない。訳のわからないショーダウンが滅多にない(中級卓はたまにある)。っていうかショーダウンまで持ち込めることが少ない。普段アミューズメントポーカーや大会に出てるような手練れっぽい人が集まっている印象。そしてファストフォールド制が拍車をかけている。負けてばっかりだからそう思っているだけなのかもしれないが。これでは初心者が寄り付かず、運営がままならないかもしれない
プレイする限りは八段くらいまでは行けると思っているが、九段、十段は怪しいしベスト50も厳しいかもしれない。ただBotと思われるヤツが数名いるので、彼らがいるときにプレミアムハンドが着たら迷わずオールインをぶっこんでジャンプアップしたいと思っている。っていうか日に日にBotっぽいヤツが増えている気はする。
…と思っていたが、この記事をはじめポーカーソウルに関する記事を3件書き終えたことでポーカーソウルに対する興味が薄れたのと(やり尽くした感)、純粋にいわゆる「アミューズメントポーカー」というジャンルに対しての関心が薄れた(適当なプレイが横行しすぎて、「真剣にやる」気が起きなくなったし「練習」として使える場ではないと判断した)ため、ポーカーソウル(無料ポーカーアプリ)をプレイすることは今後ほとんどないと思う。エムホールデムとポーカーチェイスはアカウント削除済だが、ポーカーソウルはまだアカウントを残しているので、本当に暇なときに通常卓で適当にプレイしているかもしれない(面識のある人との練習場として友人卓が使えるとは思っている)。Snowieの期限が切れたあと更新しなければちゃっかりやってるかもしれないが(笑)
そんなとある日曜日(4/23)、時間ができたのでふと段位戦(中級、上級)にチラッと入ってみた。こいつはBotだな…こいつもBot…?全員Bot?みたいなスタッツのプレイヤーばかりと鉢合わせた(もちろん人間と認知している人もいた)。上級卓は人間率が高いと思うが、6-Maxのテーブルが埋まらないことが多かった。シーズン終盤になり、最初の頃にいたプレイヤーが軒並み退場してしまっているような予感がする。
ポーカーはゲームの特性上増減が激しい。実力があろうとなかろうと急激に段位が上がる可能性もあれば一気に段位が落ちる可能性もある。プレミアムハンドがゴミに負けたり、アホみたいなプレイをしてる人(エニハンオールイン)にAJあたりでコールしたら、相手がたまたまポケットペアでまんまと全チップ取られる、なんてことも余裕で起こる。
そして、私の考えが間違いでなければ、上達すればするほど分散は激しくなる(その分単位ハンド数あたりの収益・期待値は伸びる)。メンタルと理論両方を互いに整えないと、ポーカーを長く楽しむことは難しいと感じる。
また、ポーカーでは良くも悪くも(長期的に見て)正しい選択をしても大負けするということは往々にしてある。それを受け入れられない、理解していない人がやはり無料ポーカーアプリには多くいるのだと思う。そこそこ上まで上り詰めたが、一気に段位を落としてそのままサヨナラ…という人が結構いるような気がするが、ポーカーなんてそんなもんだし、1ヶ月は長いので気軽に打てばいいと思う。カネもかかってないんだし。
もちろん生業というわけでもないポーカーをイヤイヤプレイする意味はないので、気に入らなかったらとりあえずアンインストールしてやりたくなったらまたインストールすればいい(笑)。
ポーカーソウルの「段位戦システム」は、ポーカー初心者にとっては(精神的な意味で)刺激が強すぎるのかもしれない。結局ほとんどBot(とおぼしきプレイヤー)で溢れかえってるシーズン終盤の段位戦の実情を見ると、運営がなかなか段位戦シーズン10を始めようとしなかったのもうなずけた。この感じだとシーズン11の開催は相当先になるのではないかと予想する。
なお、私の段位戦最後のハンドは、Botとおぼしきプレイヤー(UTGでリンプイン)にプリフロップ4BetオールインをしかけたAQo。案の定T9sなんてハンドでコールしてきた(つまりT9sで3Betを返してきたことになる)Botっぽいプレイヤーであったが、フロップでT、リバーで9が落ち見事に負け(ターンでAが落ちたが順当な結果にならなかった)。シーズン10は再三再四こういうアンダードッグ側が勝つ状態が続いた。 (なおAQo対T9sは6:4とAQo側にそれほど分があるわけではない)プレミアムハンドや相手より上手のハンドが、1ヶ月弱にわたりことごとく負け続けたのはポーカーを始めてから初のことで、それを経験できたのはある意味貴重だった。
あとこれは完全に余談だが、「ポーカーソウル 段位戦」でGoogle検索最上位に表示される(4/25時点)この記事、段位戦開催中くらいは多少アクセスがあると思っていたのだが常時1日1桁、日によってはアクセス数0というのは完全に予想外だった。これでは作った意味が全くない。ホントにやってる「人間」いるのかポーカーソウル、それともあまりググってまで攻略しようという人はいないだけだろうか。麻雀格闘倶楽部Spの記事は何もないときでも100~300PV/日はあるのに…
シーズン11レポート(更新完)
シーズン10終了から2ヶ月の間をあけて、シーズン11が開幕しました。
今シーズンは段位戦卓が終日オープン(その反面、練習試合卓が閉ざされている)、卓の選択が段位に応じて完全自動化というレギュレーションに変更されました。銅貨が足りなくても特級卓に無理やり入れられるかどうかは不明です。
たまたま開幕の数日前にアカウントを作り直したこともあり、軽く参加するつもりでしたが、なんだかんだでそこそこ打ってしまったのでレポートを簡単にまとめようと思います。
前半戦(1日~13日)
回を増すにつれて初級卓のレベルが落ちているように感じる。コレは人が増えたことによるものと、相変わらずのbot含有率によるものと思われる。
プレイそのものでそれを判断するとすれば、凄まじいドンクベットの比率、そしてリンプインの比率あたりか(そしてショーダウンしたハンドを見ると「…え?」というハンドが出てくる)。
最初は様子を見ようとSnowie準拠に近い(と思っている)プレイスタイルで初級卓から打っていたが、結局初級卓と中級卓の最善プレイ(最高効率プレイ)はやはり…AOFということに議論の余地はなくなったのでAOFを基本にプレイすることにした(笑)。
AOFのハンドレンジはこのページではおなじみのコチラ。AQsは外しても良いかもしれないのと、TTを入れてもいいかもしれない。ただローポケ(99以下)でのPFAIはコインフリップになりがちなのであまり推奨しない(そもそもPFAIというプレイ自体リング形式の卓でするものではない)。
botはオールインに対して22でもしっかりコールしてくれるし、botオープン(6BB)→リレイズオールイン→botコール(95oで)でみたいな珍プレイもかましてくるため、TTをオールインレンジに入れるのは有効だと考える。なおTT対22はおよそ82:18の完全ドミネートである。
ただ初心者は、KJsなどでもコールしてくる傾向があるため、この場合TTだとコインフリップになってしまう。その点も考慮するとTTは微妙なハンドと言える。ブラインドバトルくらいまでプレイヤーが減ったら(初級卓では滅多にないが)TTでオールインでしてもいいと思う。
さらに、botをbotとうまく識別できれば、対botに対しては特別なエクスプロイト戦略を用いることができそうなため、今シーズンからのレギュレーションで初級・中級卓で最も効率的なプレイスタイルは、AOF+αという感じに収まりそうな印象である(「+α」については時間があるときに記入予定)。
13日時点での段位戦のスタッツ。「対bot専用エクスプロイト戦略」とやらを試している結果、AOFを基本線としている割にはまともにプレイしてそうというか、プリフロップのオールインがプレミアムハンド限定ってわけじゃなさそうに見えるVPIP(約23%)になっていることが、コールをより多くもらえる要素になっているような気がすると個人的に思う。AOFを除いた際のVPIPはおそらく30%前後だと思う。
相変わらずKKが66に負けたりすることも多々あるが(7日時点でかなり銅貨がマイナスになっている)、トータルではPFAIの収益は段位戦スコアの礎になっており、結果的に10日目くらいに八段に昇格した。
「八段まで行ったらゴール」と思っていたので、今後はプレイするか微妙。こんなに早く八段まで行くと思ってなかった。
現ルールでは八段になると強制的に特級卓で打たされるのが個人的に微妙なので(現アカウントでは所持銅貨が2バイイン分しかない点と、無料ゲーム特有のEVなど全無視のブラフしたもん勝ち的なプレイヤーの割合が多い上にほぼヘッズアップというのが正直不愉快(笑)長い目で見たら潰せる自信はあるが(相手もそう思っていると思う)、カネを賭けないポーカーになぜそこまで躍起になってプレイする必要があるのかとか考えだすと…)
13日目に特級卓でドローハンドを引けず大きく銅貨を失った(段位戦ポイント的には致命的ではない)が、そこは運・不運の問題なので気にしないことにする。
後半戦(14日~30日)
段位戦は31日まで開催されるが、30日に節目のハンド数に達したため、前日で個人的に終了することにしたので最終レポートを前日に書くことにした。
まず今回の段位戦では上級卓でまともに打てる環境になかった。筆者個人の見解として、24時間常時開放にしたことで参加者の参加時間帯がバラバラになった点が大きいと考えている。18時~25時限定開放だった前までのシーズンだと、特級・極級はともかく、上級卓で6人フル着席のテーブルが普通にプレイできたと記憶する(しかもほぼ人間だけで)。
今シーズンの上級卓はほぼヘッズアップか3人でのプレイになったためスチールの価値がやや低く、いい意味でポストフロップでのスキルが問われる感じになっていたと思う。が、AOF(非プレミアハンド含む)みたいなことをする人が割合多かった(中にはエニハンの人もいた)ので、ポーカーというよりはじゃんけんだった。
「プレイマネー(無料)なのに座学をある程度おこなっているレベルのプレイヤーで集まっている」というのが最大の特長だったと思うポーカーソウルの段位戦だったが、今回はそのウリは消えていた。
エニハンオールインしてる人などを除けばオールイン率、オールイン回数ともに上位なのではないかと思うスタッツ。「オールイン収益」はターン・リバーでのオールインも含まれているため完全なPFAIの収益ではないが、最低でも半分はPFAIによる収益だと思われる。
24時間開放で喜んでいる(いた)ユーザーは多いと思うが、個人的には基本中級卓でしか6人で打てず、しかもほとんどがbotという環境で打つことになるくらいなら時間制限を設けたほうがいいと思う。正直この現象は始まる前から想像できただけにやっぱりなというのがホンネではある(botに囲まれるのは予想以上)。「18~25時だと打てない」という人のために、曜日によって開放する時間を変えたりするといいのかもしれない。
今月の段位戦における(チップの)増減グラフ。後半の大きく伸びている日は、中級卓に向かう最中に特級卓で当たったときにややラッキーな展開に恵まれたことによるもの。
新レギュレーションは、中級テーブルでプレミアムハンドはPFAI、プレミアム一歩手前は普通にプレイというスタイルをコツコツ打ち続けていれば、線形とまでは言わないが概ね右肩上がりに伸びていくという印象を受けた。中級テーブルでハンド数さえこなせば八段は余裕…いや、伝説も余裕だと思う。意味があるかはともかく、毎日6時間AOFをすれば最低でも3000~4000ハンドはこなせると思うので、1ヶ月で約100000ハンドは打てる。ハンド数上位が40000手前くらいという印象なので、優勝も余裕かもしれない。立証する気はない(笑)
あと今レギュレーションは中級卓オンリーでも伝説まで昇段できる可能性が余裕であるうえに昇段すればするほど降段の可能性が低くなっていく(無論低段位のときより昇段まで時間はかかる)ので、八段→五段→二段みたいなのが当たり前だった前までのシーズンと比べると精神的なダメージを受けることも少なかったのではと思う(後日段位戦終了後に確認できる段位の昇降グラフを追加予定)。にもかかわらずエニハンオールインをしていた方は少し反省してほしい(笑)
エニハンオールインはしてないがAOFはしている筆者の詳細スタッツ。全く参考にならないと思うが記念にアップ。VPIPに対するPFRがやや低いか…?(そうでもないのかもしれない)
シーズンポイントの増減グラフが公開されたのでアップ。上級テーブルでほとんど打てず中級テーブルがメインということもあったため、激しく上昇することもなければ急落することもなかった。淡々と教科書通りのプレイ(+PFAI)で積み上げていった感じ。むしろスタート直後が一番分散が激しかったように思う。
【超初心者向け】サイト内で出てくるポーカー用語索引
※思ったより多かったので作成中です
ポーカー用語集
- 3bet(スリーベット)
- プリフロップで誰かのレイズに対してさらにレイズすること。リレイズとも呼ばれる。「2bet」でないのは、ブラインドが既に払っているのが最初のベットという考え方のため。
- 4bet(フォーベット)
- 3betに対してさらにレイズすること。リリレイズとも呼ばれる。それ以降も5bet, 6bet...も(理論上)ある。
- AOF(All-in or Fold)
- プリフロップでオールインかフォールドの2択でプレイすること。トーナメントの終盤でよく用いられる。同じ意味合いでPush or Foldという言われ方もある模様。
- BB
- ビッグブラインド(Big Blind)のこと。プリフロップではプレイ前にチップを支払う必要がある反面、最後にアクションできる。またBBが支払うチップの量(単位)のことを1BBと呼ぶ。
- BTN
- ボタン(button)の略称で、一番良いポジションとされている。BUと表記することもある。プリフロップでは(チップを支払わない中では)一番最後にアクションでき、ポストフロップ以降は常に一番いいポジション(=インポジション)でプレイできる。BTNが誰かわかるように設置する置物を「ディーラーボタン」という模様(Amazonでも絶賛発売中)、おしゃれな文鎮代わりにもなる。
- C-Bet(Continuation Bet)
- プリフロップで(最後に)レイズしたプレイヤーが、フロップで引き続き強さを主張するべくベットすること。CBと表記する場合もある。
- CO
- カットオフ(Cut Off)の略称で、BTNの前にアクションする比較的良いポジション。BTNが降りればポストフロップ以降インポジションになる。
- HJ
- ハイジャック(Hijack)の略称で、UTGの次にアクションする。6人テーブルなら2人目のアクションになるため、そこそこ強い手で参加することが必要とされる。
- IP(In Positon)
- ポストフロップで一番最後にアクションできるポジションのこと。相手のアクションを見てから自分のアクションを判断できる有利なポジション。
- OOP(Out Of Position)
- ポストフロップで先にアクションを強いられるポジションのこと。
- Poker Snowie
- ポーカー学習ソフト。扱いやすさがウリ。使い始めると意外とポストフロップ以降チェック推奨なシーンが多いこと、初期設定の最小ベットがポットの4分の1なこと(反面アグレッシブさが増えたらしい)、ヘッズアップではなんでもかんでもベットしてるように見えるなど、いろいろ多くのことが学べる。将棋、チェス、囲碁、バックギャモンなどあらゆるAIソフトは人間を上回っていると言われて異存はなくなったが、ことポーカーに関してはまだそれが全プレイヤーの総意ではない模様。
- SB
- スモールブラインド(Small Blind)の略称で、ポストフロップでOOP確定の一番悪い(稼ぎづらい)ポジションとされている。プリフロップでの支払いはBBの半分というテーブルが大半。
- UTG
- アンダーザガン(Under The Gun)の略称で、プリフロップで一番最初にアクションを強いられるポジション。UTGから始まるため、全員の視線がUTGに注がれる様を「銃口を向けられる(under the gun)」状態に例えられて名付けられているらしい。状況の不利さ(ポジションの悪さ)も表現されている模様。
- VPIP(Voluntarily Put chips In Pot)
- 自発的にポットにチップを入れること。その割合をVPIP率と言ったりそのままVPIPという場合もある。基本的にはプリフロップでコール以上のアクションをした場合カウントされるが、BBでチェックでフロップに進んだ場合、ポストフロップでベット・レイズ・コールを行ったらカウントする(模様)。
- アクション
- ベット、レイズ、コール、チェック、フォールドの総称。
- アンティ(ANTE)
- ハンドが配られる前に全参加者が一様に支払うチップのこと。
- エクイティ(Equity)
- 現状でショーダウンした場合に、すべての可能性(パターン)を鑑みた際の期待勝率。例えばAA対72oのAA側のプリフロップ時点でのエクイティは88.2%だが、5枚のコミュニティカード次第で11.8%の負けパターンを引くこともあるということになる(例:ボードにAが落ちずに7と2が落ちてツーペアに負けるなど)。勝ち確定になると100%になる。
- エニハン(Any Hand)
- エニーハンドの略で、「すべてのハンド」の意味。「エニハンオールイン」だとすべてのハンドでオールインするという意味になる。
- オープンエンドストレートドロー(OESD)
- 2種類の数字のどちらかがヒットすればストレートになるという状態。例えばボードとハンドで4567と揃っている場合、3と8のオープンエンドストレートドローとなる。一方64と持っていてボードに852と落ちた場合3か7でストレートになるが、コレはOESDではなく「ダブルベリーバスター(Double Belly Buster)」と呼ばれている。ストレートになる数字が1種類だけのときは「ガットショットストレートドロー(GSSD)」と呼ばれているがあえて全部覚える必要はない(ただ知ってると会話をする上で話が進みやすい)。
- オープンハンドレンジ
- プリフロップでブラインドを除いて誰も参加(レイズ、コール)してないときに参加するハンドのレンジ。最初に覚えたい基本戦略知識。
- オープンレイズ
- プリフロップでブラインドを除いて誰も参加(レイズ、コール)してないときにレイズで参加すること。最初に覚えたい基本プレイ。(私は)コレがちゃんとできるようになったら初心者卒業と言ってもいいと思うくらい基本だと思っている。
- オールイン
- 手持ちのチップをすべてポットに入れる行為。利益も損失も最大になる。
- 落ちる
- ボードに自分、または相手の都合の良いカードが出現することをよく「落ちる」と表現されている。単に新しいカードが登場しただけでも落ちると言うこともある(気がする)。「引く」も同じような意味。
- クアッズ
- フォーカードのこと。国内では(ポーカーを趣味にしている人以外に)通じず、海外では「フォーカード」が通じない模様。
- コールレンジ
- (基本的には)プリフロップでレイザーがいる場合にコールするレンジ。通常同じポジションのオープンハンドレンジより狭くなる。
- ゴミハンド
- エクイティが低いとされるハンドのこと。「ペアでない」・「ハイカードが弱い」・「4以上のギャップがある」・「スーテッドでない」などの弱い条件をすべてを満たしたハンド(典型的な例:72o)。「クズハンド」「(単に)ゴミ」など呼び方は人によってそれぞれ。
- スーテッド(Suited)
- 手持ちの2枚のハンドのスートが揃っていること。揃ってない場合はオフスートやオフスーテッドと呼ばれる。オフスートよりフラッシュ完成率が高い。
- スート
- スペード、ハート、ダイヤ、クラブの総称。
- スターティングハンド
- プリフロップ時に配られる2枚の手持ちのカードのこと。
- スタック
- テーブルに持ち込んだ手持ちのチップの総量のこと。
- スチール(Steal)
- プリフロップでブラインドを奪う目的でレイズする戦略のこと。スティールとも表記される。
- スリー・オブ・ア・カインド(Three of a kind)
- スリーカードのこと。クアッズと同様国内では(ポーカーを趣味にしている人以外に)通じず、海外では「スリーカード」が通じない模様。出来方によって「セット」と「トリップス」に分かれ、むしろこの2つの用語のほうがよく使う。そういえばボードに3枚同じカードが落ちた場合のスリーカードは何というか聞いたことない。
- スロープレイ
- 強い役が出来上がっているがベットせず、相手からのベットを引き出す戦略のこと。なお、ショーダウン時や直前のアクションで勝ちとわかっていながらわざとゆっくりハンドをショーする(プレイする)行為は「スローロール」で混同しないように注意。スロープレイは戦略なのでいくらでもやっていいが、(特に海外において)スローロールは日本人の想像を超えて屈辱を与えるプレイとされており、しないことが推奨されている。
- セット
- ポケットペアを持っている時にボードにそのペアのカードが落ちてスリーカードになること。
- セミブラフ
- あと1枚ドローを引けば大物手になるというときにベットまたはレイズする戦略のこと。実際に引ければより大きいポットを獲得することができる上に、セミブラフで相手が降りてくれるかもしれないというメリットもある。
- ターン
- ポストフロップで4枚目のカードがボードに出現した時のベットラウンド。
- タイト
- ハンドレンジが狭く、強いとされるハンドでのみ参加するプレイスタイルのこと。
- ドミネート
- プリフロップの時点でエクイティが極端に低い、相手とのハンドの組み合わせのこと。具体的には1枚は同じ数字で、もう1枚が相手より劣っていると「ドミネートされている」と評される。例としてAQに対するAJなど(このときのAJのエクイティは26.89%と良いハンドのはずなのにエクイティが低い)。ペアも同様にドミネートと言われる(例:99に対する66など。この場合の66のエクイティは18.82%)。これを避けるためにプリフロップで序盤にアクションするプレイヤーはより強いハンドでのみ参加することが推奨されている(後ろに控えているプレイヤーが多ければ多いほどドミネートされる確率は上がるため)。「まさにドミネート」かつ現実的に起こりうる例がAAに対するA9oで、A9oのエクイティは6.22%と絶望的。
- トリップス
- ボードに同じ数字のカードが2枚落ちて手持ちのハンドと合わせてスリーカードになること。
- ドロー
- あと1枚(または2枚)都合の良いカードが来れば大物手(最低でもストレート)になるという状態のこと。ストレート、フラッシュでよく用いられる。
- ドンクベット
- プリフロップで相手のレイズにコールしたプレイヤー(≒主導権を握ってないプレイヤー)がフロップで先にベットする行為。ターン以降も同様。上級者が意図を持って行う場合ならともかく、初心者がやると基本的に愚かなアクションになりがちであるがゆえに誕生した用語。ドンクは「ロバ(Donkey)」のことで、いわゆる日本でいう「馬鹿」に通じる意味合いで用いられていることからも、「ドンクベット=馬鹿な・間抜けなベッド」という意味合いが伺える。ネット発祥の用語らしく、ほぼライブ(カジノ)でプレイしている人(特に高齢者)には通じないことがあり、「なんでそこでドンクベット打ったの?」なんて言うと単に「アホがやるプレイをした」と罵られていると解釈されてしまう可能性があるため、発言の際はTPOに気をつけて行うことを推奨したい。某パン屋(D●NQ)は一切関係ない。
- ナッツ
- ボードに表示されたカードの組み合わせ上最強の手役のこと。最強の役が複数のスターティングハンドで組める場合、一番強いハンドだけが基本的にナッツと称すことが多い(例:ボードに3枚のスペードがある場合、Aを含むスーテッドハンドを「ナッツフラッシュ」と呼ぶ)。また、「限りなく現実的には最強」という場合でもナッツと言ったりする(例:フロップが3♠5♠7♠のとき、6♠4♠を持っていればストレートフラッシュでナッツだが、A♠を含むスーテッドハンドのことを「ナッツフラッシュ」と大抵の人は呼ぶ。
- バイイン
- テーブルにチップを持ち込むこと。基本的にはその量(≒バイイン額)を指す。
- バリューベット
- 現時点で勝ってる(エクイティが高い)と判断できる時にベットを行う行為。基本的にコールしてもらうほうが嬉しいベット。
- ハンド
- 2つの意味があり、手持ちの2枚のことを「ハンド」という場合と(厳密には「スターティングハンド」)、プリフロップからリバーまでの一連の流れを「1ハンド」と称する場合の2パターンがある。
- ハンドリーディング
- これまでの相手の行動パターンから相手のハンドを読むこと。上級者はそれなりの確度で相手の手を読み当てると言われている。
- ハンドレンジ
- 参加するハンドのレンジ(範囲)のこと。ポジションや相手のアクション・傾向で若干変化する(させる)。
- ピュアブラフ
- (基本的にはリバーで)何の手も入ってない状態でベットし、バリューベットのように見せかけて相手のフォールドを誘う純粋なブラフ。相手を選んで行わないと無駄金(チップ)になるので注意。
- フォールド
- ポット獲得を諦めて降りる行為。迷ったらフォールド。
- ブラインド
- プリフロップ前に事前にチップを支払う必要のあるポジション(SB, BB)の総称。チップを払う必要がある反面、プリフロップでは終盤にアクションを行える特典がある。もしブラインドの概念がなかったらモンスターハンド以外フォールドしておけばいいだけの我慢大会になるため(=ゲームが成立しない)、強制的にチップを払う必要のあるポジションの存在は重要。
- ブラインドバトル
- SBとBBの2人でフロップに進む状態。BTNまでが全員降りると、既にチップを払っているがゆえに生じやすい。
- ブラフベット
- セミブラフ、ピュアブラフの総称。
- プリフロップ
- 参加者全員に手持ちの2枚が配られた時のベットラウンド。
- プレミアムハンド
- 勝率が高いとされている強いスターティングハンド。AA, KK, QQなどを指す。AKsもプレミアムハンドに一応定義する場合が多い。
- ブロードウェイハンド
- T以上の数字で構成される2枚のスターティングハンドのこと。
- フロップ
- ポストフロップで1~3枚目のカードがボードに出現した時のベットラウンド。
- ベット
- 各ベットラウンド(フロップ、ターン、リバー)で一番最初にポットにチップを入れる行為。
- ボード
- 場に表示される全プレイヤー共通のカードのこと。「コミュニティカード」とも呼ばれる。
- ポケットペア
- スターティングハンドで既にワンペアになっているハンドのこと。
- ポジション
- スターティングハンドが配られた後にアクションを行う順番のこと。後にアクションを行うほうが都合がよく、一番良いポジションはポストフロップで必ず最後にアクションを行えることが確定しているBTN。
- ポストフロップ
- フロップ、ターン、リバーの総称でプリフロップのアクションが終わった後のことを指す。
- ポット
- 全プレイヤーが1ハンド内でベットしたチップの総額のこと。
- ポットサイズレイズ
- 相手に1:2のポッドオッズを突きつけるレイズ。コールに必要な額+コールした時点でのポットサイズの合計額をレイズする。例えばポットに100で相手が50ベットした場合、50+(100+50+50)=250をレイズすることになる。
- マージナル
- 勝ってるか負けてるかギリギリというような状態のこと。中途半端な強さのハンドで参加したり、ボードのトップでないカードでペアになったとき(ミドルペア)などに生じる。ベットするのはリスキーだし相手のベットにコールし辛い局面。
- マイクロレート
- オンラインポーカーなどで、1BBあたり0.02$程度の極めて最小クラスのレートのこと。かつては(海外において)テレビの超高額テーブル番組などで触発された一切無勉のフィッシュ(カモ)が巣食うとされていたが、最近はソフトの普及などで簡単に学べるようになったおかげでそうでもないとか。
- マニアック
- 定石だと参加に値しないようなゴミハンドでも参加するVPIPが非常に高いプレイヤーのこと。どちらかというとチップを多く稼ぐことよりも勝つ回数を単純に増やしたいプレイヤーの行く末ともいえる。
- マルチウェイ
- 3人以上でポストフロップに進んだ状態。
- モンスターハンド
- (基本的に)ショーダウンしたら勝ってる可能性が限りなく高い強い役を作った時にモンスターハンドと称する。最低でもストレートくらいを指す。
- リバー
- ポストフロップで5枚目のカードがボードに出現した時のベットラウンド。ポットサイズベットやオールインなど派手なプレイが頻繁に登場する。
- リレイズ
- 相手のベット(オープンレイズ)に対してレイズする行為。
- リンパー
- プリフロップでレイズでなく基本コールで参加するプレイヤーのこと。直訳すると「弱気なプレイヤー」というような意味合いになるが、概ね初心者がよく行うため「リンプインする初心者」を揶揄していることが多い気がする(例:「所詮アイツはリンパーだし」というような使われ方をする)。
- リンプイン
- プリフロップで(BBに対して)コールで参加する(1BBでコールする)こと。安いコストでとりあえずフロップの3枚を見たいときに行われる。ローポケや2枚目が弱いAxsなどで用いられることが多いがそれを悟られる可能性が高く、基本的には損をする行為とされている。プレミアムハンドでリンプインするプレイヤーは無料アプリやマイクロレートでよく見受けられるが、これも「基本的」には損なプレイとされている。ヘッズアップではそれなりに用いられることも。
- ルース
- マニアックというほどではないが広いハンドレンジでプレイする傾向のあるプレイヤーのこと。英語だとlooseなので別に「ルーズ」と読んでも良いが「ルース」と発音することにやたらとこだわる人を見かける気がする。loseとの混同を避けるためだろうか……?
- レイザー
- (基本的には)プリフロップでレイズした人のことを指す。
- レイズ
- プリフロップで、ポストフロップの参加者を減らす(ポットを膨らませる)ためにベット額を上げる、もしくはポストフロップで相手のベットに対してさらにつり上げる行為。
- ローポケ
- ローポケットペアの略称で、スターティングハンドでポケットペアながら、その数字は小さめなハンド。基本22から77か88くらいまでを指す。
ハンドレンジ表について
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