ツーリング・ドライブしたいけど、目的地がない……
という悩んでいるときにふと思いついたのがヨンパチ聖地巡礼でした。
結果的に心霊スポット巡りということになるのですが、基本的に朝・昼に行くことになるのでただのツーリング(ドライブ)になりそうです^^;
この記事の目的と使用法
あいにくゲーム画面を取り込む環境がないので、テレビに映るプレイ画面を撮影(※以下、一部ネット上プレイ動画を引用)。プレイ時間77時間とか表示されてますが、大半が夜中プレイ中の寝落ち時間です(睡眠導入ゲームとしては最適^^;)
- ドライブ・ツーリングをしたいけど行き先に困っている方の目的地に
- ホラー・心霊スポット好きな方の訪問地に
- 四八(仮)好きな方(いるのか?)の聖地巡礼(ネタ)に
行く際の道選びなどはこれから詳細に書いていく予定です。実際に行ってきたら追記します。
※当初は筆者(サイト管理人)の居住地である兵庫県周辺だけ調査するつもりでしたが、規模を全国拡大して、分かる限り全国のスポットを調査予定です(とりあえず近畿圏に近いところから……)。
【補足】「四八(仮)」とは?
黒井うらら・きらら・くららが「0歳」であることはシュールなバグネタの1つとしてよく取り上げられるが、実は「恐怖新聞」などでおなじみの漫画家・つのだじろう氏までも0歳と表記してしまっている(なお、年齢が影響するシナリオは一応ある)
四八(仮)(しじゅうはちかっこかり、通称「ヨンパチ」)は2007年に発売されたプレイステーション2用ホラーサウンドノベルゲーム。
日本中の各都道府県にまつわるホラーを楽しめるつくりになっている……が。
- とっつきにくいシステム(例:住民移動)
- 本編を進めるには困らない程度のバグ(例:セーブ後Bボタンを押すとたまにフリーズ)
- 本編を進めることができなくなるバグ(画面に永遠に消えない白い四角形が出現する)
- ないがしろにされてるとしか思えない一部の県(例:広島県、岡山県、山口県、島根県、栃木県、宮崎県、熊本県、三重県、愛知県、静岡県など)
- シナリオ内で無駄に匿名ネットユーザーを叩く開発者(気持ちは分かるが……)
- 発売当初のファミ通の謎の高評価(※本作は、後に編集長になるバカタール加藤氏をはじめ、ファミ通関係者もシナリオ内で登場している)
- 本編に登場する製作者サイドによる四八(仮)の自画自賛シナリオ(たぶんコレがKOTY2007決定打?ちなみにシナリオ内ではあまりの大ヒットぶりに「(仮)」のない「四八」のリリースや、映画化といった展開もほのめかしていた)
など様々な理由により、ネット有志で毎年選定するクソゲーオブザイヤー(KOTY)2007に選ばれた迷作。
選定時には「バグがすべて解消されたとしても拭えないクソゲーの印象」「10年に1本の大作」というような評がなされた。
実際プレイしてみると、一部一部ではホラーというか、瞬間的にゾッとするような演出が楽しめる反面、ホラーというよりグロ寄りなオチや演出が多いという印象(例えば香川県シナリオのアレ)。一部都道府県はそれなりの容量と内容ではあるが、もし自分が広島県民や島根県民、宮崎県民、山口県民、三重県民、愛知(略 だったら憤慨していたかもしれない。
筆者の地元である兵庫県シナリオも、初見プレイ時は対して面白くもなければ怖くもない2分弱で終わるシナリオ(水槽)なので、微妙ではある(選択肢はないものの、もう1つ長めのシナリオがあるのでマシな県ではあるが……^^;)。
北海道・東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
※現在調査・作成中です。
安達ヶ原ふるさと村(福島県、「安達が原ふるさと村」より)
安達ヶ原ふるさと村は、二本松市安達ケ原に実在する観光スポット。ゲーム上では、村長が雑誌ライターを殺すという内容になっており、イメージダウンが……(笑)
ゲームで紹介されている鬼婆は、ふるさと村の外にある「黒塚」に祀られている模様。「鬼婆伝説」にまつわる資料は「黒塚宝物資料館」で。
東北自動車道・二本松ICを降りてから国道4号を東へ約5.4km。「ふるさと館」に駐車場あり。
もう少し北上すれば県庁所在地の福島市があるので、一緒に寄っていきたいところ。
北陸(新潟、富山、石川、福井)
※現在調査・作成中です。
関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)
※現在調査・作成中です。
1都6県あり、地域に関連するシナリオもあるにはあるものの……ここという場所の指定はなく、巡礼できそうなところは少なめ。
茨城県シナリオ(雛祭り)は特に場所の指定がない内容(≒どの都道府県でも良い^^;)ため除外。
埼玉県シナリオ(棚婆、黒百合総合病院など)は「A村」や「黒百合総合病院」といった実在しない地名が出てくるため除外。
千葉県シナリオ(学校にあった怖い噂)は、全国から怖い話を寄せ集めるというミニゲームのため、特に訪れる場所はなし。坂上修一の所属する学校も特にモデルはなし。
東京都は株式会社エンターブレイン(当時)やバンプレスト(当時)などの本社などが挙げられなくはないが、今は体制が変わっているため除外。シナリオがいっぱいあるので再調査予定。すべての都道府県が東京都並のボリュームがあれば、クソゲーオブザイヤーにノミネートすらされなかっただろうに……
神奈川県シナリオ(規制・来訪者)は全国のどこでも問題ない内容(ロケ地:訳ありマンション)のため除外。
殺生石(栃木県、「殺生石」より)
殺生石(殺生石園地)は栃木県那須郡那須町の那須高原にある史跡。通称「るるぶななめ読みシナリオ」の1つ。
Google Mapに投稿されている写真には、縄が締められた殺生石の写真が投稿されており、特別感が漂っている(2018年に投稿)。ゲーム上に表示される殺生石には縄はついておらず、大きい石がゴロンと鎮座しているだけという印象。
温泉街ということもあってか硫黄の匂いが強いという口コミが多く、見学の際は注意。
那須IC下車後、県道17号を北へ約12km。駐車場あり。
広大な那須高原の一部なので、観光の際はゆっくりと高原を散策+温泉を満喫したいところ。
茂林寺(群馬県、「分福茶釜」より)
茂林寺(もりんじ)は館林市にある曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院。シナリオに出る「茶釜」が一応寺院内にあり、狸の像がそこかしこにある模様。
Google Mapでのクチコミ数が約900もあり、有名な観光スポットであることが伺える。拝観料は大人300円、拝観時間は午前9時~午後4時まで。
東北自動車道・館林ICから西へ約6km弱、電車の場合東武伊勢崎線茂林寺駅前から徒歩550m。
公式サイトURL(↓)が独自ドメインでなくぷららのアカウントを使ってるところに愛嬌(?)がある^^;
中部(山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重)
※現在調査・作成中です。
桃太郎神社(愛知県、「桃太郎神社」より)
桃太郎神社は愛知県犬山市の県道185号沿いに実在する神社。富澤姉妹シナリオなだけあって内容はペラペラながら、巡礼できる聖地を与えてくれるだけ良シナリオか^^;
神社のすぐ近くに専用駐車場があるので、車でもバイクでも気兼ねなく行けそう。
桃から生まれた瞬間の桃太郎像は行ったら必ずチェックしたいところ。
愛州の里(三重県、「牛鬼の像」より)
愛州の里(愛州の館)は、三重県度会郡南伊勢町にある歴史博物館。ゲーム中で紹介されていた「牛鬼の像」もコチラに。
四八(仮)上では「弓の名手」に関する話から始まったが、愛州の館には剣道に関する展示物が多いらしく、8月下旬には剣祖祭という全国の各流派演武者による武芸奉納が行われる模様。

高速道路を使えばそこそこ近いところまでアクセスできる(玉城IC下車→県道169号を南下)が、下道で行こうとしたら結構ヘビーな上に、通行止リスクもありそうなところに位置しているので(奈良経由だと特に)、出発前に通行止になってないかチェック(JARTIC)。
国道368号を通る場合かなりレベル高めな酷道ゾーンもありそうなので、行くなら車よりバイクのほうが楽しそうかも。
個人的には、バイク&オール下道で行くなら、愛州の里に行くまでがメインイベントになりそう(給油タイミングを逃してガス欠したりとか……^^;)
近畿(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
筆者の地元である兵庫県のシナリオ(水槽、件)は2つあるものの、どちらも場所に兵庫県にまつわる逸話はなし(特定できず)。地元……(苦笑)
一応「件」が怪異蒐集家(かいいしゅうしゅうか)木原浩勝氏提供のシナリオ(紙芝居、読み上げはなぜか鶴ちゃん)であることだけが救い。
和歌山県シナリオ(相談)も和歌山である必要のない内容。和歌山に「リベンジャリン」なる交換殺人マッチングサービス組織は存在しない(たぶん)。
その他2府2県は聖地的なスポットが存在。
三上山(滋賀県、「三上山の大百足」より)
三上山(みかみやま)は滋賀県内にある標高432mの山。遠くから見ると青々と生い茂っている印象。登山口には駐車場があるので車でもバイクでも行きやすいかも。
滋賀シナリオ=ムカデ(百足)という印象は残っているものの、三上山という地名自体は正直印象に残ってなかった。
一条戻橋(京都府、「京都の噂」より)
一条戻橋(一條戻橋)は京都市上京区の晴明神社内にある橋。「橋」と言っても車が行き来できるようなサイズではなく、人が2列で通れるレベルのサイズの橋。
ストーリーテラーがさらっと名前を挙げた。「あの世とこの世が行き来できる」という言い伝えがあるとのこと。
観光の際は是非近所の美味しいラーメンも食べて帰りたいところ。
五条大橋(京都府、「京都の噂」より)
五条大橋は、東山区にある橋で、鴨川の上に架設されている。「五条大橋は牛若伝説があるし」の一言で特に細かい解説はない。もはや聖地でもない(笑)
観光の際は是非近所の美味しいラーメンも食べて帰りたいところ。
宇治川ライン(京都府、「京都の噂」より)
宇治川ラインは京都府道3号の大津南郷宇治線のこと。全長約16.7km。
首なしライダーが出現するという言い伝えがあるとかないとか。行くなら是非バイクで行ってみたいワインディングロード。
それはともかく、瀬田川にかかる「大峰橋」などは夜中に歩くとすごく怖そうではある。
深泥ヶ池(京都府、「京都の噂」より)
深泥池(深泥ヶ池)は、京都市にある池(+湿地)。シナリオ上では、夜にタクシー運転手が髪の長い女性に「深泥池まで」と言われて云々……という形で登場。
「夜中に深泥池までと言われるとタクシー運転手は嫌がる」との話だが、割と町中(都心からは少し離れている)にあるので、それほど嫌と思うかな?という印象はある。
実際行ってみると、虫が飛び交ってるだけでホラー感はなく(昼間に行ったというのもありますが)、Google Mapでは景勝地として指定されているものの、それほど美しい景観という印象も抱かなかったのが本音。
近隣住民からしたら虫が大層鬱陶しいのでは?と思った^^;
【巡礼済】塩降トンネル、滝畑トンネル(大阪府、「大阪トンネル巡り」より)
大阪シナリオがまさかの富澤姉妹によるトンネル紹介というクソシナリオ(もう一つのシナリオは稲川淳二氏による直々の怪談シナリオなので、恵まれてるほうだとは思う^^;)。「大阪といえばたこ焼き、串カツ、お好み焼き、そして楽しいところといえば有名なトンネル!」という謎のノリでトンネルを紹介。
矢継ぎ早に挙げたトンネル5選のうちの2つが「塩降トンネル」と「滝畑トンネル」で、大阪南部の河内長野市にある塩降公園周辺にあるトンネルがそれらと思われる。
特に塩降公園の西側にある「塩降隧道」がGoogle Mapでみた感じ最もホラー感のあるトンネルという印象。
中は落書きも多く、個人的には夜中に行って幽霊に遭遇するリスクよりもチンピラに遭遇するリスクのほうが怖い気はする。
塩降公園の北側にある「滝畑第一隧道」と「滝畑第ニ隧道」はパッと見はホラー感薄め。
塩降トンネル行ってみた
2021年10月下旬にバイクで訪問。国道170号→府道20号→府道61号と経由して和泉市側からトンネルに入るルートを採用。
最初こそ舗装道路だったが、突然砂利道に変貌し、砂利道が終わったかと思ったら峠特有の林道的なゾーンが続く。心霊云々以前に目的地の道中がやや不安……
また舗装路が再開したと思ったら布引不動尊なる神社(Googleマップ上には「身魂大神」と表記)が。
ガードレールの間を太い幹の大木が横たわるように鎮座。なんか訳あり感のある木である。
そして完全に舗装路が終了するとゴールはもうすぐ。
トンネル手前で再び舗装路が始まり、目の前に塩降トンネルを確認。
和泉市側から入るといきなり左カーブになっている。車一台分の車幅しかなく、対向車が突っ込んできていたら曲がった瞬間正面衝突のリスクがある。なお、「大阪トンネル巡り」のタイトル表示画面で映っているトンネルがこの塩降隧道と思われる。
早速入ってみるとランプが等間隔に設置されており、内部は非常に明るい。落書きは「令和2年」と書こうとしたのかもしれないが「和」がのぎへんだけになっている。勉強不足か(笑) それとも落書き中に……
河内長野市側から観た塩降トンネル内部。心霊スポットと知らなければ普通の整備されたトンネルという印象(防犯カメラも完備)。とはいえ夜中に来るとなると不気味に感じるだろうと思う。
旧石切トンネル(大阪府、「大阪トンネル巡り」より)
旧石切トンネルは東大阪市にあるトンネル。Google Map上では旧生駒トンネルと記されており、ゲーム画面に表示される「立入禁止の鉄製の門」は実際に現地で撮影したものと思われる。
ということでトンネル入口までしかいけないため、行く際はその点要注意(トンネル入口付近までも行けない可能性あり)。
【巡礼済】野間トンネル(大阪府、「大阪トンネル巡り」より)
野間トンネルは大阪府北部の豊能(とよの)郡にあるトンネル(野間隧道)。峠をまたがるように建設されている。
パッと見ホラー感は薄いものの、夜中に行くと人気のない峠の中にあるトンネルということもあって怖そう。
野間トンネル行ってみた
2021年10月下旬にバイクで訪問。西側からトンネルに向かう途中の峠ゾーン(府道4号)は街灯がなく、木々も生い茂っているため、夜中に通ると月明かりも遮られて非常に怖そう。
ただ意外(?)にも交通量はそれなりにあって、私がトンネル付近を散策している間、十台以上の自動車・商用車・バイクを確認。国道423号と477号をつなぐ重要なルートというのが府道4号の実態という感じ。
バイク走行中、木々の間を光が通り、まるで天からのはしごのような一筋の光が差し込んできた時は一瞬スピリチュアル的なアレを感じた。時間によってはつづら折りゾーンでこういう神秘的な景観が味わえるかもしれない。
トンネル内部。ちょうどトンネル中心が最高点になっているようで、道路が軽くうねっている。トンネル側面には落書きが大量に書かれており、夜な夜な若者が集っているのか?という雰囲気を伺わせる。こんなところに(おそらく)夜中に来てわざわざ落書きするのは理解できない(「こんなところにわざわざバイクで行くのは理解できない」というツッコミはNG)。
東側から観た野間トンネル。トンネルといえば山を掘って作るものだと思うが、天井を見るとそもそも山を掘ったというわけではなさそうだし(でもトンネル天井に何故か木々が確認できる)、いろいろと疑問を感じさせるつくりである。
中央線があり対向車線になっているものの車幅はかなり狭め。歩行者用の通路もない。人が徒歩でトンネルをくぐる例は少ないと思われる。もし夜な夜な1人で歩いている人がいたら……?
豊能町側のトンネル出口に完全走行不能状態の車が放置されていた。車のデザイン的にも相当古そう。
トンネルを抜けた後には「日蓮宗霊場 能勢妙見山」という看板が確認できる。「霊場」というワードが野間トンネルに心霊スポット感を与えているような気がした。なお能勢妙見山は観光スポットして人気で、桜→あじさい→紅葉→雪景色と四季を満喫できる景観が好評を博している模様。

犬鳴トンネル(大阪府、「大阪トンネル巡り」より)
犬鳴トンネル(犬鳴隧道)は、大阪府泉佐野市にある燈明ヶ岳近辺にあるトンネル。七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)、行者の滝に向かう林道の少し先に建設されている。
ゲーム内で富沢氏が「先の方で少し曲がっているのがなんか地味に嫌な感じぃ」と仰っていたが、Google Mapを観る限りではそれほど曲がっているように見えない。
犬鳴山の公式サイト(真言宗犬鳴派大本山 犬鳴山七宝瀧寺)では、お寺の紹介やお知らせが当ブログとは比べ物にならないハイカラなレイアウトで公開されており、一見の価値あり。最先端技術で仏教が紹介されている^^;
流行病絶滅を祈祷するため、毎日護摩行をされているとのこと。
シナリオ上では「いぬなきやま」と言っていたが、正しくは「いぬなきさん」で、また「犬鳴山」という山は大阪には存在せず、泉佐野市にある燈明ヶ岳(とうみょうがだけ)周辺のことを犬鳴山と名称することがあるとのこと(Wikipedia情報)。
ただ、肝心のトンネルが……Google Mapでは見当たらない……?(10/28追記)見つかりました。行ってきます^^;
周辺は温泉やら旅館やらがあるので、行く場合は一日泊まって翌日奈良ツーリングへと洒落込むのもアリ?結構入り組んだ道が多い印象なので、車よりもバイクの方が楽しそう。
(10/28追記)犬鳴トンネルに行く場合は車一台が通れるような林道を通ることになるため、アクセスの際はご注意を(グーグルカーはアクセス済な模様)。
燈明ヶ岳はわりと登頂するには難易度の高い山とのこと、行く際は要注意。
【巡礼済】葛城一言主神社(奈良県、「土蜘蛛」より)
葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)は、奈良県御所(ごせ)市にある神社。ゲーム内で蜘蛛の駆除を依頼した方(壁鍬又吾郎)がふと「一言主神社」と口にしており、その神社がおそらくこの葛城一言主神社を指していると考えられる。
ゲーム内では「人の顔をしてない蜘蛛だけを駆除するミニゲーム」となっている(土蜘蛛=人面蜘蛛というわけではなく、あくまでゲーム用のネタと思われるが、伝記上では人に化けている模様)
筆者はヨンパチをするまで知らなかったが、年に数回祭祀が行われている知名度の高い神社な模様。
葛城一言主神社 行ってみた
GW中(明け?)の平日金曜日に訪問。平日の昼間ではあったものの多少の先客がいた(車約8台ほど駐められる駐車場あり)。
本殿に向かう手前にそれほど傾斜はキツくないものの数十段に及ぶ階段があり、荘厳さを感じさせた。また入口の後ろには鳥居もある(冒頭の写真参照)。
上から見た入り口はこんな感じ。
本殿の目の前には「運気向上」と書かれた札と賽銭箱を確認。二礼二拍手一礼をして願い事をされていると思われる熱心なお客さんが数組いた。
(私にとって)肝心の土蜘蛛塚は本殿の横(画像右端奥)にあり、その手前をなぜか掲示板を配置し、さらに木で覆い隠していることから、あまり土蜘蛛塚を大っぴらにしたくないという意図を感じさせた。
とはいえ土蜘蛛塚の説明書きも掲示されており、よく読んでみると「マンガやん」という内容が記されている。端的にまとめると「人間に化けた害悪(土蜘蛛)が時の武将(源頼光)を殺そうとしたが逆に返り討ちにした(害悪どもを滅ぼした)。その後病気とか流行ったから供養したのがコチラ」という感じ。
「蜘蛛塚」と書いている立て札があるが、奥をちゃんと見ないと蜘蛛塚を確認することはできない。
写真を撮っている方は複数人いたが、筆者のように土蜘蛛塚を熱心(?)に撮影している人は誰もいなかった。
土蜘蛛塚の横にある「至福の像」は頭の部分だけキレイにツルツルになっており、コレは「像の頭を撫でてみませんか」という掲示にならって撫でている訪問客がたくさんいるからと予想。それだけでこれだけ(他の部分と)輝きが変わるものかと感じた。日々の手入れの大切さを思い起こさせる(なお撫でたらどのような効能がとかそういうのは書いていない)
中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
広島県シナリオで突然「よく見ろ」と言って見せられる一枚の写真。8秒ほど一切操作しなければ写真にいろいろな映像が浮かび上がる
広島県シナリオ(ヒバゴン)は四八(仮)を一躍有名にしたシナリオで、一応「ゴリラのような怪物(≒ヒバゴン)が出没した」とされる比婆山があるが(「ひばやま」で見つかったから「ヒバゴン」と名付けられた)、シナリオ上では一切紹介されていない。そのため、「広島とは全く縁のない、四八(仮)が無理やりでっちあげた謎生物」と思っている人もいるかも?
ヒバゴンと思われる物体が浮かび上がった例。この記事作成のために久しぶりにプレイしたら2回連続出現した模様。
水木しげる記念館(鳥取県、「水木しげる記念館」より
水木しげる記念館は鳥取県境港市にある記念館。妖怪に興味がない人でも聞いたことがあると思われる「水木しげる」さんの出身地でもあり、周辺には「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターオブジェなどがいっぱい設置されている「水木しげるロード」もある。
なおシナリオ上では水木しげる記念館を一切紹介することなく、記念館の内部で謎のドリンク(妖怪の餌)を販売するだけという内容になっている。余談だが、シナリオ中に「神田」という人物名を上司として出していることから、鹿児島シナリオと宮城県シナリオ(ダンボール)で出現する神田提造と同じ会社に所属しているっぽい(完全不要な豆知識)。
鳥取砂丘(鳥取県、「水木しげる記念館」より
鳥取砂丘で謎の生物に突然殺される山田一郎さん。映像的には問題ないものの、音的にグロ注意。
鳥取砂丘は説明不要の鳥取県内にある砂丘。ラクダがいる(※管理人訪問当時)。
シナリオ主役の山田一郎さんが、0歳の魔女(黒井きらら)を水木しげる記念館で軽くシカトした後に訪問し、そして謎の生物(姿も出てこない)に殺されるだけのロケ地として使用。鳥取砂丘である意味は全くない^^;
【巡礼済】琴ヶ浜(島根県、「琴ヶ浜海岸」より)
琴ヶ浜(ことがはま)は島根県太田市にある海岸沿いにある砂浜。砂浜を歩くと音が鳴る「鳴き砂」で有名。
特にホラー感はなく、一度生で見てみたい美しい砂浜がGoogle Mapで確認できる。砂浜前に駐車場がある(有料)。 ※追記:私が行った時(第一金曜日)は徴収係など不在で無料で駐められました
肝心のシナリオも、R1ボタンを押しっぱなしにしたら十数秒ほどで終わるフルボイスちょっとイイ話シナリオ。島根県シナリオはコレ1つのため、島根県ユーザーはさぞかし憤慨したのではと。RTA的には気楽にプレイできるシナリオか。
シナリオ中に紹介される「琴姫の墓」も要チェック(駐車場の横にあります)。
行ってみた
2021年の11月に車で行ってみた。平日ということで人はほぼおらず、10台ほど駐車可能な駐車場も自分だけだった。
駐車場のすぐ横に例の琴姫の墓(碑)を確認。供え物がされており、定期的に手入れがなされていることが伺えた。
早速浜を歩いてみたものの、当日午前に雨が降ったからか鳴り砂が鳴りにくいコンディションだった模様。一回だけ聞こえたような気がしたが、音が鳴る子供向けサンダルやブロリーが歩く時みたく音が鳴るようなことがなかった。
水平線の奥には朝鮮半島が見えると思われるが、さすがに遠いからか見えなかった。
浜には謎の白いドアが置いてあった。普通に開閉できる。
琴ヶ浜海岸から少し北に進んだところには静之窟(しずのいわや)という洞窟があり、むしろコチラのほうがミステリアスでヨンパチチックな雰囲気があった。
崩落の可能性があるため危険という旨の掲示があったが、近くで海水から塩を精製していたおじさんに「大丈夫大丈夫w」と言われ入ってみた。中は天井が高く秘密基地的な雰囲気を持っていて、祠のようなモニュメントが確認できた。
【巡礼済】吉備津神社(岡山県、「吉備津神社」より)
吉備津神社(きびつじんじゃ)は岡山市内にある国宝に指定されている神社。富澤七姉妹のひとりによる通称るるぶななめ読みシナリオ。すぐ近くに「吉備津彦神社」もある。
シナリオ内で紹介されている「鳴釜神事」は今もやっており、時間指定(午後2時まで)があるので見たい方は要注意。
行ってみた
2021年10月8日に車で訪問。駐車場は非常に広く、よほどの大イベントの時に行かない限りは駐車に困ることはなさそう。
なお訪問二日後には秋季大祭(10/10)が予定されており、それを知らずに10/10に行ってたらそれなりに人がいたと思うのでビビったかもしれない。
北側から入場すると、最初に本殿を見ることができる。
本殿内には大型モニタやタッチパネル式の案内板が多数設置されており、近代化が進められている。便利と見るか風情が損なわれると見るかは意見が分かれそうなところ。
一童社には学問の神が祭られているとのことで、多くの受験者が最後の神頼み
本殿と御経殿・本宮をつなぐ廻廊。神社に勤めていると思われるお坊さんにすれ違うたびに挨拶された。
廻廊の途中にある鳴釜殿入口横にある看板。ここで例の鳴釜神事が行われる模様。
訪問日が金曜ということもあり、当日は鳴釜神事は行われていなかった(受付時間も過ぎていた模様)。なにかと作り話も多いのでネタと勘違いしている人もいるかもしれないが、コレに関しては本当ということが伺える。
壇ノ浦(山口県、「壇ノ浦」より)
甲羅に人間のような顔が描かれているカニを「平家蟹」と呼ぶらしい。
壇ノ浦(だんのうら)は下関内にある町。平家が滅ぼされた戦いとして有名な「壇ノ浦の戦い」で有名。
シナリオでは、平家蟹にまつわる噂を富澤姉妹(金花)が嘲笑気味に否定するという内容。
地名の紹介は特にないものの「壇ノ浦の戦い」というワードがちょろっと出るのと平家物語の冒頭が引用されているので、国語の勉強にはなる。
四国(徳島、香川、愛媛、高知)
四国4県の大半は地元特有の話でなく、どこの都道府県で紹介しても通る内容になっており、聖地などない(笑)
徳島県(遺産)がミニゲーム、愛媛県は稲川淳二氏原案怪談シナリオあり、高知県には水木しげる氏原案シナリオがあるが、香川県シナリオ(布団)はグロ注意な画像が出てくるオチもあるのでプレイの際は要注意(今更プレイする人いないだろうけど……)。香川は二度とやりたくない
愛媛県シナリオ(呪われた旅館)では、稲川淳二氏原案シナリオで「大きな木」「木造の3階建て」「ダム湖」「吊り橋」などのワードが出てくるものの、ココっていう場所は特定できない感じ。
一本松(町)(高知県、「ノツゴ」より)
結局行く先は高知県内でなく愛媛県……
一本松(いっぽんまつ)町は、シナリオ中に主人公(H氏)が訪れる地域。なお現在は合併により愛南町に名を変えている上に、「高知県」シナリオで登場する割に一本松町は愛媛県である(高知との県境の町ではある)。
主人公はここで親に生き埋めにされたものの生き延びるということを知ることになるのだが(子供の頃に生き埋めにされた子のことを「ノツゴ」と言う模様)、その主人公のプロフィール(生年月日)が大正11年3月8日生まれで水木しげる先生と全く同じという意味深な内容になっている。
水木しげる先生のWikipedia上では実際にそのような体験をしたという表記はなく、あくまで本人を題材にした作り話(と思われる)。
九州(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)・沖縄
※現在調査・作成中です。