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【バイク】兵庫県道509号ツーリングレポ|ストリートビューも未走行のおもしろ険道

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兵庫県道301号を走ったあと、県道300号、710号を経由して次に走ったのが本記事の県道509号(r509)です。

県道301号もなかなか楽しかったのですが、こちらのほうが険道感があって「ええ道見つけた感」は高かったです。

動画から画像をキャプチャしてたら結構な枚数になったので、ダイジェスト形式でお送りします。

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県道509号概要と走行ルート

県道509号は、兵庫県丹波篠山市の栗柄~桑原を通る県道です。

総距離は約6.0kmで、頂上付近から桑原方面へ下る際に約1kmほどのつづら折りがあります。

いわゆる舗装された山道です。

Google Mapより、県道509号全ルート

今回は桑原側(桑原公民館)から栗柄側(栗柄ダム)へ向かうルートを走りました。

栗柄ダム

県道509号線沿いに栗柄ダムというダムが建設されています。

竣工が2015年5月24日だそうなので、出来てからそれほど時間が経ってないダムです。

Google Mapより。

ツーリング映像より。右手に見えるのが栗柄(くりから)ダム。通ったときは「他のダムと比べてキレイだな」と思った

■関連リンク(丹波篠山市ホームページより)

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/mayor/diary/post-810.html

平成6年(1994年)から工事開始したそうなので、24年かかったんですね…

Google撮影班も未撮影の県道509号

この県道509号は、通れなさそうな道も我関せずと通って撮影している感のあるGoogleストリートビューのデータがありません

水色のゾーンが撮影済み箇所。県道509号だけポッカリと穴が空いているかのようにスルーされている。

原因を探ってみたところ、撮影班が周辺を撮影した頃(2013年9月)に栗柄ダムの建設が行われていたようで、それが原因で通行止めとなっていたようです。

撮影日が2013年9月となっており、その当時はまだダム建設中だったこともあってか通行止めだった模様。

県道509号ツーリングレポート

桑原公民館~つづら折りゾーン

県道710号を京都方面に北上し、桑原公民館を左折した直後の景観がコチラです↓

前を走るバイクの隙間を見てもわかるように、対向車が来たらすれ違えなさそうなくらいの車幅しかない。

「ここ通ってええんか?」

と最初に思ったわけですが…。^^;

でも県道なんだから、通っちゃいけないわけがありません。

スタート直後でこれだからこの後の展開にかなり期待が持てます。

分かれ道。右は(おそらく)一軒家への道。県道から道一本のところに一軒家ってあんまり見かけない…?

さらに車幅が狭くなる。大きめの車は通れないかも。

もともと狭かった車幅ですが、少し進むとさらに狭くなり、人工的なものが路面以外確認できなくなるシーンが徐々に増えてきます。

伝わりづらいですが、↑画像の右側の草むらは、段差というか崖みたいになっています。

誤って行ってしまうと落ちてバイクが逝きます

たぶん命に別状はないと思われる程度です。

路面に見える白い点々は石ころです。踏み方によってはバイクが傾いてバランスを崩しそうになります。

実質トラップみたいなものです。マリカーか。

ついさっきまでは平野って感じでしたが、背の高い木が徐々に増え始めて、森に突入した感じになってきました。

そして地面に苔が。

苔部分拡大。苔だけじゃなくて木の破片とかも結構転がっている。真ん中を走るのは危険。

苔マニア(?)垂涎の路面?

さっきの画像がショボく感じるくらい壮大なコケが出現。

あんまりこの道は人が通らないということか…?

ヘタに乗ると濡れたマンホール並のスリップを誘発するかもしれないので通る際は気をつけましょう。

アスファルト以外の人工物(反射板)発見。

後ろから観てると「えっ、道あるの?」みたいに見える箇所がぽつぽつとあります。

県道だからないわけないのですが、まあ崩壊してても不思議ではないような景観なので…

2人で行ったのは正解でした(どっちかが落ちてもなんとかなるという意味で^^;)。

橋?なのか、コンクリートっぽい材質を確認。

路面以外ほぼ天然物しか視界に入ってこない中、久しぶりに人工的なものを確認。

おそらく川が流れているんでしょう。

このちょっと廃れた感じが非日常的な感じで良いと感じたら、険道ツアラーの仲間入り

路面が徐々に汚くなってきました。常にスリップする感じがします。

ただ路面の汚さは、険道感がより一層強まる加点要素(?)でもあるような気がします。

ガードレール出現。ミニ橋っぽい。

もう苔が生えてるのは当たり前ですね。

さっきから路面の中央だけ生えてるので、一応車は通っているのかな(一車線)と想像できます。

フンではない

石ころなのか木片なのか、黒い塊が出現。

ヘタに踏んづけるとパンクのリスクにもなるので、真ん中だけは極力通らないようにしたいですね。

反射板がなかったらベストシーンだったかも…

なんというか…ここまで進んでおいてアレですが、この先行っていいものか不安に思えてくる景観です。^^;

最近台風も多いからか、そこらじゅうで木の枝が飛びっていることもあり、廃道の雰囲気も軽く漂わせています。

急に水たまりが。しかもそこそこ水が跳ねるレベルの深さ。

脇道に向かってカーブしている路面と色が違うラインに注目。

山奥に車が入っていったようなタイヤ痕が見受けられます。

とりあえず桑原公民館側からここまでは車で来ている人がいるんだなということは伺えますね。

道がさらに細くなってきた件。

急に90°の左カーブが出現します。

ここを過ぎるとつづら折りゾーンに突入します。

Google Mapより。

急に勾配がついてきた。

つづら折りゾーン~峠

ルートは1.1kmながら、体感的にはもっと長く感じるかも。

ヘアピン1回目。

なぜかインを付きすぎて勾配がきつくなり減速して、あやうく速度がマイナスになりそうになりました。^^;

ヘアピン部分は車幅が結構広いため、登る分には意外と安全な感じ。

2回目のヘアピンコーナー。外側の路面の苔がスゴい。

急なヘアピンは、前のライダーのようにモタード乗りっぽい足の使い方をするのが良さそうな気がします。

3つ目のヘアピン。

トラップというほどではないですが、右側を通っているガードレールのおかげで一見直進にも見えるため、(前のライダーは)ちょっとオーバーランしたと思われます。

対向車が来てないから良かった…って車がココ普段からどれだけ通っているかはかなり未知数ですが…

左側は崖。ガードレールのおかげで、滑落するリスクはかなり少ないのが救い。

7つ目のヘアピンカーブを抜けた後。

ここはガードレールがないので、落ちたら怪我します

多分命に別状はないでしょうけど…

9回ほどヘアピンを抜けると最後の上りコーナーが続いて、やがて県道509号最高点に到達します。

前のバイクが県道509号の(おそらく)最高点です。ここから下りに突入です。

地図で言うと↓の地点です。

Google Mapより。等高線と動画を確認する限り、地点が上の画像位置。

峠~県道97号

ここからはただ下るだけなので、コレと言って注目点はありません。

ここまでの展開がスゴすぎた分なおさらそう感じてしまいます。

そのためレポートもサラッと流します^^;

下りメインで、途中は直線コーナーもある。そのため、県道97号側から車でも行けそうに思えるが…

草むらに隠れつつあるけど土のうがたっぷり。上から土砂が崩れたんだろうなということが察せる。

下りはそれほど難易度は高くなく、自然が織りなすノスタルジックな雰囲気を味わいながらのライディングが楽しめる感じ。

前のバイクも自分もやや右側を走っているのは、たまたま前方を走っていたスクーターを抜いた直後だからであって、アウトインアウトをしようとしているわけではない^^;

ん?

前言撤回。割とデカい石ころが「踏んでスリップしろ」と言わんばかりに鎮座ましましている。踏んで傾いてこの後左手にある林に突っ込んだらマシンが大破。マリカーか(2回目)

急に直線番長垂涎ものの直線コーナーが出現。調子乗ってスピードを出すとどうなるかはお察しください。

直線コーナー途中で看板が。

不法投棄監視強化ゾーンと書いている。たしかにこんな人通りの無いところだと夜中に不法投棄する人が出るのかも知れない。でも、監視カメラっぽいものは見当たらなかった。

看板またもう1個発見。よく見ると1千万円以下の罰金、法人は3億円以下の罰金と書かれている。結構高い。走っていた限り不法投棄っぽいものは見当たらなかった。

2個目の看板のあと、舗装がキレイになる境目を発見。ここから先は安全な感じ。

おそらくダム建設時にここまで舗装したんだろうなということが伺えます。

ここまでの道とは格が違うことを感じさせます。^^;

ゴール手前にて初のすれ違い車両が!

農作業用車両だった^^;

交通標識出現。どっちに曲がっても県道97号。

県道509号終了。

この後のルートは「栗柄ふれあいセンターで考えよう」と決めていたので、とりあえずセンター駐車場へ。とりあえず想像を絶する県道だったことに2人で驚くところから会話は始まった。

栗柄ふれあいセンター

総評

まあ兎にも角にも面白さスリル危険度要求ライディングスキルはどれも高く、険道としては高ポイントです。

もっと高難易度の道を走りたいという場合は、栗柄ダム側から行ってみてください

つづら折りゾーンを下るルートは、ブレーキングスキルが問われそうです(ゆっくり走る分にはどうにかなりそうですが…)。

MT免許取り立てで興味本位で行くのは止めましょう、マジで(笑)。

今回偶然桑原公民館側から走りましたが、それは正解だったようです。

逆側から行ってたら…2人のうちどっちかは転んでたんじゃないですか?(笑)

余談

石窯ピザ店

こんな県道509号ですが、県道沿いに、なんと飲食店が建っています。
石窯で焼くピザ、パンが食べられるHOVEL kusayamaさんです(公式サイト)。

引用元:公式サイトより

公式サイトでは「桑原公民館側から来てね」という旨が書いてます。

要するに、栗柄ダム側(県道97号側)からお店に行くとよろしくないということです。

なぜよろしくないかは↑のレポートをご覧いただければお察しできるような気がします。^^;

もしこの記事を見て実際にお店に行きましたら、コメントをよろしくおねがいします^^

1つ目の橋は普通に直進

2つ目の橋(右)を渡って進めばお店に行けます。改めて映像見ると、看板みたいなのが立ってますね…

たぶん赤丸のところがお店。

ピザ・パンともに好きなので、知ってたら行ってたかもしれないのですが、事前調査不足で完全にスルーしてしまいました。ざんねん。

Google Mapも「県道97号を経由した方が早い」と主張。

兵庫県道97号

r509走破後に通った県道97号。

県道509号とは違って、県道97号はマスツーリング向きの道という印象です。

国道176号を起点に国道9号までつながっているので、篠山側からR9まで行って、そのまま京都に行く…もしくは逆ルートなどが考えられますね。

ルート選びに困っているマスツー幹事の方はご検討ください^^;

黒豆の館

県道97号を下ると「黒豆の館」という建物があります。

最初は道の駅かなにかかと思っていたのですが、Google曰くレストランだそうです。

名前の通り黒豆を始めとした産地品を売っている他、バイキングコーナーがあり、行った日は満員で1時間待ちみたいな感じでした。

また、今年は台風の影響か、黒豆の収穫量も少ないようで、全く売ってませんでした(売り切れ)。

黒豆の館駐車場。奥に何組かのライダー一行が見えるものの、県道509号を走ったのはおそらく我々だけだろう…

一本外れたところに…

県道509号の一本北側にまた面白そうな県道が見受けられます。

その名も…県道709号線(府道709号)です。

Google Mapより。Google撮影班も見事に撮影失敗している模様(水色の線が途絶えている)。

県境のストリートビュー。険道(腐道)としていい雰囲気だ^^;

2018/10/24時点では道路損壊で通行止などの規制はかかってないので、行こうと思えば行けます。

2018年内に行くなら早めに行かないと凍結とか積雪とか有り得そうですね。

さいごに

右上の六角形の看板が、もしかしたら県道509号を示す唯一の看板かも(後向きからの映像ですが)…

ということで、HOVEL kusayamaさんが「桑原公民館側から来てね!」と言うのも納得です。

なお、この記事を見て県道を走ってみた結果、事故や怪我をされても、もちろん当サイトは一切責任を負えませんので、各自の判断でお願いします。

天候によって通行止めになったりするリスクが十分にありそうなので、出発前に規制が入ってないかチェックすることをオススメします。

※規制が入ってるかどうかはJARTICで要チェック!