スポンサーリンク

【感想文?】『「すぐやる脳」のつくり方』からヒントを得た実践的手法4選

 本記事では、茂木健一郎 著「結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方」の感想文というより、この本を1周読んで「今後どのように行動どうしようと思うか(思ったか)」をメインにまとめています。

 で、「なんでそういう発想に至ったんだ」と疑問に思った方は、書店なり図書館なりで手にとっていただければと思います。

 「実際にやって効果があったか?」というところは自分自身気になるところですが、一朝一夕で手に入れられるようなものではないので、今後継続して行動していくつもりです。

スポンサーリンク

基本情報

本のタイトル

結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方

本の表紙

著者

茂木健一郎

出版社

学研パブリッシング

ページ数

202ページ

出版年

2015年(4月)

内容構成(目次)

1 「すぐやる脳」と「ぐずぐず脳」

2 リスクを取って「すぐやる脳」に!

3 「安住しない人」が未来の成功を手に入れる!

4 脳をやる気にさせる「自律」のメカニズム

5 仕事の速度をアップさせる脳の使い方とは?

6 すぐやる脳に変われば人生がガラリと好転する!

「すぐやる脳」のつくり方、考察

「すぐやる脳」をつくるために「すぐやる習慣」を身につけよう

 そんなの当たりめぇだろ!とツッコミが来そうですが…

 まさか「これを食べればすぐやる脳が手に入ります!」みたいなことが書いてあるなんて、このページの読者は思ってはないとは思いますが、結局すぐやる脳をつくるには「すぐやる習慣」を身につけることが全てということのようです。

わりとほんの些細なことでもいい

 いきなりオチが来て終わり…というわけではなく、この「すぐやる習慣」は、ささいな日常的なことでもなんでもいいようです。

 例えば「歯を磨く」ということに関しても、「今から歯を磨くか」と思ったその瞬間に洗面所に行って歯を磨くことで、「すぐやる脳」が少しずつ形成される…という感じです。

 歯を磨く、風呂に入る、布団から出る、部屋を掃除し始める…日常でありがちな「ちょっと面倒に感じる何かを始める場面」において、「今からやるか」と思いながらそれを始める…これが積もり積もっていくことで「すぐやる脳」ができていく…ということだそうです、脳科学的に。

「数分後、数十分後にやろう」を止めよう

 よくやりがちな「5分後に歯を磨くか」からの、5分後に「今見てるこの動画を見てから歯を磨くか」からの、10分後に「このあと飯食うし、今日は夜だけ磨けばいいや」…みたいな「後回しの習慣」は、当然「すぐやる脳」を目指すにあたって諸悪の根源です。

 このような「数分後にアレをやる」という考えは、「すぐやる脳」の習慣づけにはマイナスなため、排除したほうが良さそうです。

時間とやることを結び付けないこと

 結構な割合でいるのではないかと思うのですが、私はいわゆる「中途半端な完璧主義者」という感じの人間で、スケジュールはきっちり組むわりに、結局そのスケジュールどおりに行動できない人間です。

 そんな私がよくダメだと感じる瞬間が、「当初立てていたスケジュールをこなせない時」です。

 その計画が明らかに破綻しているならともかく、「やれば、できるはず」という程度の密度だとしてもやりそこねることがあるため、その積み重ねが「すぐやる脳」から遠ざかっていく要因になっていると感じました。

 これからは、「その日に何をやるか」までは計画するとして、「何を何時にやるか」を明確に定義づけするのを止めようと決めました。

 図でイメージすると下図のような感じです:


左:自称「中途半端な完璧主義」な私の以前のスケジュール、右:今後意識したいスケジュールのイメージ

 左側の「一般的なスケジュール」は、1工程遅れると一気に破綻する上に、1個早く終わったりするとそれはそれで狂うという、逆パターンの計画倒れも起こることがあります。

 早く終わって休憩しているうちに次の作業をしたくなくなったり、開始が遅れたりする悪循環が発生します。

 そしてなによりも、脳科学的に「キチキチとスケジュールをこなそうとすると、脳のある部分を酷使して、無駄にやる気を削いで(消費して)しまう」(=スケジュールをこなしたくなくなる)という問題もあるようです。

 そのため、「別にその時間にやらなくていい」案件は時間と結び付けず、その日に行う予定というくらいフワッとしたスケジューリングのほうが理にかなっている・・・というのが、脳科学的に良いスケジューリングのコツのようです。

 上図右側のスケジュールは、起きる時間と寝る時間だけ決めて、それ以外はフワッとしています(トレードをする時間はある程度決まってはいますが…)

他人が関わってくる作業を明確に時間と紐付けると痛い目にあう

 やや横道それますが…

 上のスケジュールは全部自分自身の単独作業なので、他人が絡んできませんが、一般的な会社で働いていると、必ず他人がスケジュールに関わってきます。

 その上であるのは「○○社から仕様が展開されてこないから作業ができない」、「△△さんが昨日までに出してるはずのアウトプットをまだ展開してないから作業ができない」などに起因する、「自分のスケジュールが他人の影響で行えなくなる」という問題です。

 これが起こると「すぐやる脳」を作りたくても作れないという問題が生じるわ、スケジュール変更に時間を削がれるわ、やる気は無駄になくなるわ(やろうとしているのにできないから)でろくなことがありません。

 そういう意味でも、時間とやることの紐づけは、できるだけしないほうがいいといえます(紐づけはせいぜい会議の時間くらい)。

徐々にルーチン化されていく

 最初はフワッとしている上図右のスケジュールですが、繰り返すうちに徐々にルーチン化され、気がついたら左のような日程で淡々とこなせるようになる…はずです(「すぐやる脳」が形成されれば)。

 でも左のスケジュールと違うのは、何か問題が生じてスケジュールを変更しないといけなくなった時に、スムーズに他のやるべき作業に移れるようになっているという点です。

 「スケジュール変更がスケジュール変更ではなくなる」…言葉で表すと矛盾しているようなことを平然とやってのけるようになることで、より効率の良い作業を行えるようになり、そして本題のような「結果を出せる人」に近づけるようになる、と私は考えています。

「すぐやる脳」をつくるには、仕事と遊びの境目をなくす感覚を手に入れよう

 本来、仕事も遊びも「なんらかの作業をする」という点において一緒ですが、それでも仕事は遊びのようにやる気が起こらないのは、「仕事が能動的に行えてない」からです。

 能動的でない根本的な理由は、「他者(他社)から作業をすることを強いられている」と脳が判断していることに起因しています(要は受動的)。

思考次第で仕事をゲーム化する

 言葉で書くと簡単ですが、例えば「この作業を○○時までに終わらせる」というような定義付けでも、ちょっとゲーム化されてやる気が上がって作業しようという気になれるかと思います。

 これを「ゲーミフィケーション」というそうですが、つまらない作業はゲーミフィケーションし、遊びに近い感覚に近づけることでやる気に結びつき、「すぐやる脳」に変えるきっかけを与えてくれます。

「地球存亡をかけたミッションをやってる」と暗示してみよう

 実際本には書いてませんが(本に書いているのは「ウソのプレッシャー」程度)、「今やってることが間に合わないとか失敗とかしたら地球が爆発する」みたいな大げさな妄想をして作業をすると、何故か無駄にやる気が出る時がある…かもしれません。

 周りがダラダラと仕事をやってるのを見て「おいふざけんなよ!地球の存亡がかかっているのに」とか思いながらテキパキと血走った目で作業をしてると、「アイツすげーやる気マンマンだな」と周りからの評価がうなぎのぼりになるかもしれません。

 まあ地球存亡は考え過ぎかと思いますが…(実際やったら異常に疲れると思う)、程よくゲーミフィケーションで自分にプレッシャーをかけられる何かを定義できれば、やる気が出て「すぐやる脳」が促進されるようです(オススメは「ちょっとだけ無理のある納期設定」)。

ミッションの成功には報酬がつきもの


頑張った自分へのご褒美を享受している人(のイメージ)

 地球存亡を救ったらどれだけの冨と名誉が得られるかは想像できないですが、どっちにしろ、自分がやった成果に対して自分へ何らかの報酬(ご褒美)を与えるべきだと思います。

 昔スイーツ用語(もう死語ですね?)として「頑張った自分へのご褒美(笑)」というパワーワードがあったことを記憶している人は多いかと思いますが、実際問題頑張ったあとにはなんらかのご褒美を自分に与えることで、次へのやる気が生じるというのは、脳科学的にも有効なようです。

※「頑張った自分へのご褒美」がカッコ笑いで軽くあしらわれたのは、コレを実際に言っている人の「頑張り」があまりにも小規模すぎるか、「頑張り」と「ご褒美」のウエイトがおかしすぎる(例:頑張り→ご褒美→ご褒美→ご褒美→頑張り→ご褒美→…)と世間が感じたからだと思うが、案外その小さい頑張りであろうと褒美を与えるのは有効で、むしろ好例の模様(適切な頑張りと褒美のサイクルは自分で考えよう)

 8日仕事したら1回ケーキを食べていいとか、1プロジェクト完了ごとに1回旅行するとか、報酬は経済の都合に合わせて自由に取り決めればいいと思います。

 かの有名なメジャーリーガーも、日々は体のことだけを考えた、好き好んで食べたいと思えないようなものだけを食べて生活していますが(ササミとブロッコリーだけ、みたいな)、月に数回は「何を食べてもいい日」を設けているとか聞きますしね。

「24時間、365日死ぬまで働け」の拡大解釈

 本の内容とは逸れますが、先の言葉は一時期「ブラック企業の権化」的な扱いを受けていたワタミの社長である渡邉美樹氏が言ったとされる言葉です。

 この言葉も、解釈のしようによっては「仕事と遊びの境目をなくす」という意味で「すぐやる脳」を形成するための重要ワードなのかもしれません(言葉選びが悪かったようで世間の批判を浴びるきっかけになりましたが)。

 実際問題24時間働き続けるのは不可能で、どうせ渡邉美樹氏だってどっかのタイミングで寝てます

 その寝ている時間でさえ「働く」という言葉に含まれていることの真意を考えると、実際の「働く」という行為のためにどれだけの睡眠時間をとるべきか、どのタイミングでとるべきか計画をもって睡眠を摂れば、それは「働いているも同然」ではないか?…という解釈です。

 「眠くなってきたからそろそろ寝る」では、計画をともなってないため、その睡眠は働くには値しないということです。

 「休日に遊ぶ」というシチュエーションも、目の前で起こった何かに対して「これは仕事でも活かせるかもしれない」ことを頭の片隅に意識して遊べば、それも働いているも同然…という感じでしょうか。

今からソイツを

 実際渡邉美樹氏がどういうニュアンスで上記の言葉を放ったかは存じ上げませんが、今個人事業主として生活している私にはそういう意味なんじゃないかなとなんとなく思いました(業務時間とそうでない時間の垣根があまりないため)。

 もしそうだったとしても社員にはおそらく浸透してなさそうだし、渡邉美樹氏を擁護する気はないのでその点勘違いしないでいただければと思います。

 私のようなタイプの人間がワタミの社員だったら、(できるもんなら)どっかのタイミングで間違いなく社長を殴りに行こうとするでしょうけどね^^;

「すぐやる脳」をつくるには、フロー状態を作る努力をしよう

 フロー状態とは、「不安や焦り、緊張などにより感情が揺れ動かず、勝手な意味付けや思い込みに脳がとらわれていない状態」(p.135)のことを言うそうです。

 仏教で言う、「無我の境地」に近い状態で、作業に没頭しているという感じかなと思います。

 フロー状態に入るのはそれほど難しい話ではなく、おそらく多くの人が実際体験済なのではないかと思います。

 例えば、ネットゲームでキャラクターのレベルを上げるために黙々と敵を倒して経験値を稼いでいるときは、まさにフロー状態だろうといえますし、本を読んでいるときもなにかとフローな状態であることが多いかと思います。

必要な情報だけをインプットしよう

 ネットを見ていると、無限に情報で溢れているため、本来得たかった情報を得た後もそのままネットの世界に浸ってどうでもいいような情報までインプットしてしまおうとしてしまいがちです。

 まず時間の無駄だし、不要な情報をインプットし続けることで脳内のメモリーをいたずらに消費してしまうため、脳的に断ち切ったほうが良さそうという結論に至りました。

 おそらくこれを意識すると、ネットに使っている時間の半分以上がカットされるんじゃないかと思います。

作業場を整理しよう

 フロー状態の定義とは若干離れているかもしれませんが、雑念が生じる要因のひとつとして「部屋が汚い」という理由が挙げられます。

 部屋が汚いと、作業中PCから目をそらした瞬間に汚い部屋が目に入り、「うわ汚いな、掃除しなきゃな」とか「アレがなんであそこに置いてあるんだろう…昨日の晩動かしたんだっけ」というような余計な考えが頭をよぎります。

 そんな状態ではフロー状態には入れませんね。

 私の場合、自分の部屋=作業場なので、ちょっと油断するとそこらへんに洋服をちらかしたまま放置させてしまい、フロー状態を阻害する要因を作ってしまっています。

 ということで、最低でも週に1回、できるなら毎日部屋を整理する時間を設けないとなと改めて思いました。

 かのプロ野球の日本の4番で有名な筒香嘉智選手も、時間があれば毎日掃除をしているというようなことをテレビ(情熱大陸)で話してましたが(「部屋が汚い人は、心が乱れている」とも発言)、試合での活躍は部屋の掃除から始まっているんだなと感銘を受けました(やや拡大解釈ですが)。

「すぐやる脳」をつくるには、何のためにその作業をしているか明確に定義しよう

 「何のためのその作業をしているのか?」と聞かれたら、呆れ顔で「金を稼ぐためだろ」とか「生きるためだ」とかそういう現実的な回答をしがちになりますが、もっとそれ以上の大きいビジョンを持ったうえで作業をすることで、モチベーションに繋がり、やる気が上がって「すぐやる脳」を促進するという考えです。

 会社にはどの会社にも使命だとか理念だとかがあると思います。それらをどれだけ自分自身に落とし込んで解釈できるかが、「すぐやる脳」へ変換へのカギとなりそうです。

 最悪「金を稼ぐため」でも意味付けはされていますが、ある程度の金が貯まったらその理由だけではモチベーションを保ちづらくなるのは誰もが経験していると思います。

 キレイ事と言われようが、自分が働くことで世の中にどれだけ貢献するかという意識を強く持って生きることは重要です。

まとめ

・「このあとやる」を止める

・「今からやる」と思いながら行動を始める

・スケジュールの「ふわっと」化

・仕事と遊びの境目をなくす意識(仕事も遊び、遊びも仕事、寝るも仕事)

・やる気のための納期設定をする

・仕事に対する対価(報酬)を自分に与える

・整理整頓を常に意識する

・働く意味、(しいては)生きる意味を明確に持つ

余談

 もう少しネタはありますが、だいたい本を読んで実践しようと思ったことの大半は書けたと思うのでこれくらいにしようと思います。

読もうとしたきっかけ

 本当は別の本を読む予定だったんです。図書館に行って目当ての本があるか調べたらあいにく「貸出中」とのことで…^^;

 で、その本が本来置いてある棚のところに行って、関連しそうな本を探していたら目に入ったのがこの本だったというオチです。

脳科学者の考えとは

 脳科学者としてなにかと有名な茂木健一郎氏が提案するhow to本は、今まで読んだことなかったので読んでみようかな、みたいな感じです。

 全202ページですが、行間結構広めで大した文章量でないのですぐ読めるだろうというのもありました。

 →結局1.5時間くらいで読めたと思います。

茂木さんは自分語りがお好き

 本の中にチョイチョイ著者である茂木さんの経験談が入ってきます。たいていは成功談です。

 この手の成功話というのは、基本的に世界的な成果をあげたような偉大な人を例にとって「こういう考え方がある、実際あの有名な彼はこうしている」という風に使われるのが大半です。

 茂木さんが自身の成功体験を記すということは、より話を身近にさせようという意図が主だと思いますが、それと同時によっぽど自分に自信があるんだろうなと感じさせられました(なにせ自分の成功を例として「だからあなたもやってみよう」と言っているのだから)。

この頃はリスペクトしてたのね

 5章でダウンタウンの松本人志さんの話が出て、松本さんの能力を高く評価している文章がありますが、茂木さんと松本さんといえば、2017年にtwitterとTV番組を介してケンカしたイメージがあったので、この頃はまだ良好な関係だったんだな(すくなくとも互いが互いを嫌ってない)と思いました(一応、表向きにはお互いがお互いを嫌いとは言ってないようだけど)。

松本人志が茂木健一郎氏に皮肉「節税の仕方とか聞きます」 - ライブドアニュース
お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(54)が、24日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00〜11:15)で、脳科学者・茂木健一郎氏(55)がツイッターで主張したことについてコメントした。

カーリルリンク(図書館検索)

「結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方」を図書館から検索。
カーリルは全国7000以上の図書館から書籍とその貸し出し状況を簡単に横断検索できるサービスです。

では~

コメント