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【感想文】図解 量子力学が見る見るわかる 摩訶不思議な世界を読み解く76項(橋元淳一郎 著、サンマーク出版、2002年)

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基本情報

本のタイトル

図解 量子力学が見る見るわかる
  摩訶不思議な世界を読み解く76項

本の表紙

著者

橋元淳一郎

出版社

サンマーク出版

ページ数

167ページ

出版年

2002年(1月)

内容構成(目次)

1章 現代文明は量子力学のおかげ

2章 量子力学とは何なのか

3章 量子力学の応用―核物理学

4章 シュレーディンガー方程式を解いてみよう

5章 量子力学が暗示するこの世界の不思議なしくみ

読もうとしたきっかけ

量子力学のさわりを学びたい

 人間の意識や観念といった概念に対する脳科学の問題には、量子力学的解釈が必ずといっていいほどつきまとっています。

 量子力学を学ぶことで、一見オカルトチックに主張されているように感じる数々の論理に対する裏付け(もしくは否定の根拠)が得られると思い、量子力学の初歩知識が得られる書籍を探していたことがこの本を読むきっかけです。

 なんか小難しく書いてしまいましたが、単に「量子力学」を学びたくなったというだけです。

あの「橋元流」の人

 大学、大学院入試などで何かとお世話になった人もいるであろう、あの「橋元流解法の大原則」の著者が書いた本ということで、わかりやすいと思ったので読んでみることにしました。

内容と感想

細かい方程式は置いといて、量子力学の歴史と知識が学べる

 量子力学が現代においてどのような分野で利用されているかが分かる1章から始まり、ニュートン力学(≒古典物理学)の限界から量子力学(≒現代物理学)へ発展していく過程、アインシュタインやラザフォード、湯川秀樹といった「名前くらいは聞いたことのある」という著名な科学者がどのような発見をしたのかがサラッと書かれており、半分復習、半分は初耳な感じで学ぶことが出来ました。

 知識レベルまで落とし込むには何度も読み直して記憶レベルまで持っていく必要があると思いますが、「量子力学とは」という命題に対してこの本はバッチリ回答を示してくれていると思います。

お受験、単位取得レベルの知識が欲しければ各種参考書を

 ということで、さわりだけなので、大学受験や講義の試験のための書籍ではありません。

 一応4章にシュレーディンガー方程式を導出してはいますが、かなり端折って説明しているため(高校数学の微積分の知識は必須)、この本だけでは理解できないと思います。

 その手の勉強をするには、それこそ橋元流解法の大原則を読んだほうがいいのだろうと思います(アレもどちらかというとテストで点取ることに特化した本というものだった気がするので、原理や式の導出を学べるかは微妙かも)。

15年経過して、どれだけ進展したのだろう

 この本の発行年は2002年ということで、15年前の本です。15年も経てば、2002年時点ではよく分かってないこと、確定してなかったこともある程度の進展があると思うので、そのあたりが気になってきます。

 少なくても、シュレーディンガーの猫に関連する重ね合わせの問題に関しては進展があった(2013年、下記リンク参照)みたいだし、まだまだあらゆる可能性を秘めている量子力学に今後も注目していきたいと思います(ソレ以前に、自身の知識レベルを上げないとなにか進展があったとしても理解できないのですが…)。

参考(「シュレーディンガーの猫」の進展についての報道のまとめ)

マクロな「シュレーディンガーの猫状態」生成に向けた重大な一歩 - カナダ研究 : 海外からの最新科学ニュース
カナダの研究チームはこの度、「重ね合わせ」の状態にある、およそ光子1億個分のマクロな系を実験的に実証することに成功。二つの決定的に異なる状態にあるマクロな系をつくりあげることができたとするその研究成果は、Nature Physicsに21日付けで掲載されている。今回、C

図書館

文献が古く、売店に並んでる可能性は低いので、図書館等で探して読むのが最善かもしれません。

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では~

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