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【レビュー】ahamo乗換時の注意点+契約プランから見えるdocomoとOCNモバイルONEとの関係性について

  • (主にdocomoから)ahamoへ乗り換える際に気をつけるポイント
  • docomoとahamoの違い
  • ahamoとOCNモバイルONE(運営元がNTT子会社化したMVNO)の違い

をまとめました。

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ahamo乗換前に気をつけること

(基本的にdocomoから)ahamoに乗り換える際に気をつけておくことを4点ピックアップしました:

  • メールアドレス(docomo.ne.jp)がなくなる
  • 通信速度問題
  • spモード決済のコンテンツの対応
  • 電話番号引き継ぎ(MNP)

メールアドレス(docomo.ne.jp)がなくなる問題

docomoに契約していると使えるメールアドレス(@docomo.ne.jp)が解約とともに失われます

ドコモメールを普段からお使いの方は、解約前に新しいメールアドレスの作成変更の連絡を関係各位に行う必要があります。

ahamoは、契約時にメールアドレスを提供するサービスはしてないので、この点は要注意です。

ビジネスではいまだメールでのやりとりは主流かと思います。しかし、プライベートではLINEをはじめとしたメッセージアプリの台頭で、「わりとどうでもいい問題」となった方のほうが多いかもしれません。

通信速度問題

ahamoは世間一般的な見方をすれば

  • auのサブブランドとして有名なUQモバイル
  • ソフトバンクのサブブランドとして有名なYモバイル(ワイモバイル)

と同じような立ち位置という風に見え、通信速度が普通に速いとして通っている2社と同じようにahamoも速いと思われがちです。

しかしSNSなどで利用者の口コミを確認すると、「通常時はdocomoと変わりない」という意見がほとんどですが、混雑時(主に昼休み・退社時など)はMVNO並に遅くなるという口コミも散見されています。

間違いなく言えることがあるとすれば……

  • 通常時(非混雑時間帯)は問題なく使えることが多い
  • docomoと常に同等の通信速度で使えるということはない(=同じNTTながら別回線を使っている)

と考えます。

5Gはいらないにしても、「それなりの高速通信を常に求める方」はこの点に要注意です。

au, ソフトバンクの2社もahamoと同じオンラインブランドをそれぞれ立ち上げました(povo, LINEMO)。なのでahamoの立ち位置的にはこの2社と並ぶ形になり、サブブランドはdocomo側が主張するように「存在しない」というのが現状です。

spモード決済のコンテンツの対応

「DARTSLIVE」の有料登録画面より。docomoユーザーなら「spモード」での決済ができ、月額料金に合算する形を取れたが、解約後はクレジットカードなどでの支払いに変更する必要がある。

docomoの月額料金で支払っていた月額コンテンツがあるとしたら、コンテンツごとに対応が違うかもしれませんが原則解約となります。

当サイトで関連の深いモノがあるとしたら「ダーツライブ」の月額会員などが挙げられます。

解約後は、クレジットカード払いやGoogle Play経由などでの支払いが可能なので、さほど問題ではないと思いますが、念のため要注意です。

電話番号引き継ぎ(MNP)

電話番号を引き継ぎたい場合は、MNP転出をdocomoに申請する必要があります。

かつては時間がかかるわ引き止めを食らうわなどで鬱陶しいことこの上ないと思われがちだったMNPですが、今ではWEBでササッと申請してものの数分でMNP予約番号が手に入るようになりました。

気をつけるべきことは有効期限くらいです。MNP予約番号は有効期限があるため、基本的にはahamoに契約するその日にMNP転出を申請するのがオススメします。

docomoとahamoの違い簡易比較

一般に比較される要素をdocomoとahamoで比べてみました。

ブランドdocomoahamo
月額料金
(最安)
3465※1
(1GB/月)
2970
(20GB/月)
通信容量プラン1GB~無制限※220GB
通信容量
繰り越し
容量追加1100円/1GB550円/1GB
通信制限時速度128kbps※31Mbps
通信速度
(一般口コミ)※4
高速超高速低速~高速
5G対応
4G(LTE)
テザリング
メールアドレス※5
通話料22円/30秒※622円/30秒※7
通話オプション
(月額)
5分以内無料:770円
かけ放題:1870円
かけ放題:1100円
申込方法WEB
ドコモショップ
電話※8
WEB
解約金0円0円

※1:全ての割引を適用すると2178円/月まで値下げされます
※2:無制限プランは「5Gギガホ プレミア」など
※3:ギガホ プレミア、ギガホは1Mbps
※4:あくまで参考。通常時…docomo≧ahamo、混雑時…docomo>ahamo
※5:「docomo.ne.jp」のメールアドレス1つ
※6:家族間通話は無料
※7:5分以内の通話なら何回かけても無料
※8:ドコモインフォメーションセンター

docomoとahamo 違いのポイント

  • 契約プラン
    ⇒ahamoの契約プラン(通信容量プラン)は月20GBの1択です。20GBで丁度いい、20GBあれば十分という方ならahamoはオススメの乗換候補といえるでしょう。
  • 月額料金の差
    ⇒1GB/月のプランで月額3465円(割引特典フルフルで2178円まで値下がると主張しているが…)のdocomoに対し、ahamoは月20GB+5分以内の通話無料付きで月額2970円コストパフォーマンスの点では圧倒的にahamoが優位です。
  • 通信速度
    ⇒間違いなくdocomoが優位です。具体的なデータがなく口コミでの確認になりますが、ここは間違いないでしょう(そうじゃないとここまでの値段差が起こり得ない)。
    とはいえ、今までMVNOなどを使ったことない人は勘違いしがちですが、メッセージのやりとりや音声通話(LINEなど)すら日常的に不便になるということは基本ない、ということは安心していいと思います(もちろん絶対的な保証はしませんが)。
  • 通信制限時の速度が速いahamo
    ⇒興味深い点が容量を使い切った後の通信制限速度です。docomoは一部プランを除いて128kbpsまで落ちるのに対し、ahamoは1Mbpsの速度でネットが使えます。1Mbps常時出れば、LINEの音声通話などは問題なく使えるレベルなため、ahamoならライフラインとしての通信手段は確保できます。
  • メールアドレスの有無
    ⇒先述の通りahamoはメールアドレスの提供はありません。必要なら自分で用意する必要があります。
  • メールアドレスの有無
    ⇒ahamoの契約でWEBでのみ受け付けています。とはいえWEBで表示される案内に沿って手続きをするだけなのでショップに行く煩わしさがなくなったとも言えます。契約までに必要な準備などはコチラ(別サイト)を参照してみてください。

ahamoとOCNモバイルONEの違い簡易比較

OCNモバイルONEはdocomo回線を借りて運営しているMVNO(格安SIM)でしたが、運営元(NTTコミュニケーションズ)がNTTドコモ傘下に入ることになり(完全子会社化)、docomo、ahamo、OCNモバイルONEの協力体制が浮き彫りになりました。

そこでahamoとOCNモバイルONEも合わせて比較してみました。

ブランドahamoOCNモバイルONE
月額料金
(最安)
2970
(20GB/月)
550
(500MB/月)
通信容量プラン20GB500MB, 1GB, 3GB, 6GB, 10GB
通信容量
繰り越し
容量追加550円/1GB550円/1GB※1
通信制限時速度1Mbps200kbps
通信速度
(一般口コミ)※2
低速~高速低速~高速
5G対応
4G(LTE)
テザリング
メールアドレス※3
通話料22円/30秒※422円/30秒※5
プレフィックス番号OCNでんわ
(003544)
通話オプション
(月額)
かけ放題:1100円10分以内無料:935円
トップ3無料:935円
かけ放題:1430円
申込方法WEBWEB
契約対応店舗
解約金0円0円

※1:OCNモバイルONEアプリで申請+新コース(2021年12月以降の申し込みは新コースです)が条件、条件外での申請だと0.5GBになります。
※2:あくまで参考。通常時…ahamo≧OCN、混雑時…ahamo≧OCN
※3:「ocn.ne.jp」のメールアドレス1つ(別売だと有料レベルのアドレス)
※4:5分以内の通話なら何回かけても無料
※5:OCNでんわ(プレフィックス番号)適用で11円/30秒

違いのポイント

  • 月額料金の差
    ⇒現docomoユーザーからすれば「ahamoも十分安い」と思ったかもしれませんが、OCNモバイルONEはやろうと思えば月額550円も可能です(容量500MB+通話220円相当無料)。
  • 5G対応の有無
    ⇒2021年12月時点で、OCNモバイルONEは5G回線非対応となっています。そもそも5Gの通信網が未発達な点もあるため、よほど5Gにこだわりがある方は要注意です(そもそも「5Gにこだわりがある」ような方はらおそらくdocomoから解約しようとしないと思うが……)
  • 通信容量の棲み分け
    ⇒OCNモバイルONEの通信容量最大は月10GBです。これは「10GB以上必要ならahamoにしてね」という意味合いもあるのではないでしょうか……?
    ちなみに、10GBがプランの最高になった時点では、OCNモバイルONEはNTTドコモの傘下ではなく、1ドコモ回線利用のMVNOでしかありませんでした(とはいえ「NTTコミュニケーションズ」が運営元ではあるが)。この頃から現在の体制になることを見越していたのかもしれませんね。
  • 通信速度について
    ⇒どちらも共通して言われているのが「通常時はdocomoと遜色なし」「混雑時は使えない(遅い)ときがある」という口コミです。案外OCNよりahamoのほうが速いというわけでもないようです(あくまで口コミによる考察ですが)。

まとめ(さいごに)

引用元:ahamo公式サイトより

利用者口コミを軽く調査して私も驚いたのですが、ahamoも混雑時は遅いことがあるということで、通信速度的な観点でOCNモバイルONEでなくahamoを選ぶという手はそれほど最善手ではなさそうということでした。

なのでahamoにするかOCNモバイルONEにするかはあなたの普段利用している通信容量をもとに判断するのがいいのではないかと考えます(10GB以下ならOCNモバイルONE、それ以上ならahamo)

ほとんど通信容量も使わないのにdocomoに月6千円だとか8千円だとかを支払っている方は、ahamoやOCNモバイルONEへに乗り換えるだけで使用感を損なわずに月額料金を一気に下げられると考えます。

乗換方法などに関しては別サイトで詳しく説明しているので、気になった方は下記リンクより参照してみてください:

ちなみにですが、私(筆者)は現在OCNモバイルONEの月1GBコース(月額770円)を契約しており、乗換からかれこれ7年以上は経過していますが、全く問題なく利用しています。

毎月容量が余って繰り越すようなユーザーなので(翌月1日には基本2GB使える状態に)、正直500MBへのコース変更もアリだと思っているのですが、なにかのときのために1GBくらいは合ったほうがいいかなという感じで1GBコースに残っている……という感じです。

コラム
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